第７次医療計画における「救急医療」の見直しのポイント
【概要】
○ 円滑な受入体制の整備やいわゆる出口問題へ対応するため、救急医療機関とかかりつけ医や介護施設等の関係機関
との連携・協議する体制を構築する。また、日頃からかかりつけ医を持つこと、救急車の適正利用等についての理
解を深めるための取組みを進める。
○ 救命救急センターの充実段階評価を見直し、地域連携の観点を取り入れる。併せて、救急医療機関について、数年
間、受入れ実績が無い場合には、都道府県による指定の見直しを検討する。
○ 初期救急医療機関の整備とともに休日夜間対応できる薬局、精神科救急と一般救急との連携等をさらに進める。
救急医療機関と関係機関との連携・協議体制の構築

救命救急センターの充実段階評価の見直し

円滑な救急搬送や受入体制を確保するため、医療機関と介護施設等
の連携を推進する。
八王子市の例

○ 高齢者及び高齢者施設等の利用者への安全な救急搬送体制を確保するため、八王子
消防署と八王子市救急業務連絡協議会で調整、“八王子市高齢者救急医療体制広域連絡
会”を設置。
八王子市高齢者救急医療体制広域連絡会
・八王子市
・八王子市救急業務連絡協議会
・救命救急センター・救急センター ・町会自治会連合会
・八王子消防署
・介護療養型病院
・八王子薬剤師会
・医療療養型病院
・八王子老人保健施設協議会
・八王子施設長会
・八王子市赤十字奉仕団
・八王子社会福祉法人代表者会
・八王子市
・八王子特定施設連絡会
民生委員児童委員協議会
・精神科病院
・八王子市社会福祉協議会
・八王子介護支援専門員
連絡協議会
全２０団体
・八王子介護保険サービス事業者
連絡協議会
・高齢者あんしん相談センター
・八王子医師会
※行政だけでなく、様々な機関
が参加していることが特徴。

自宅、高齢者施設、
救急隊、急性期医療
機関、慢性期医療機
関、市のそれぞれに
ついて推奨事項や努
力事項が示された。
このうち、「自宅/
高齢者施設」の推奨
事項として、「救急
医療情報の作成」を
行うこととなった。
八王子消防署資料より一部改変

平成27年度は、ほとんどの救命救急セン
ターの充実段階評価がA評価となっている。
さらなる機能の充実を図るため、地域連携
の評価を含め、救急救命センター充実段階
評価を見直す。
平成２７年度
救命救急センターの充実段階評価
Ａ評価：269ヵ所
Ｂ評価：１ヵ所
Ｃ評価：１ヵ所
評価基準
C評価：
是正を要する項目が３年以上継続して22点以上の場合
B評価：
是正を要する項目が２年間継続して22点以上の場合
A評価：
B、C評価以外

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