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参考資料2_かかりつけ医機能に関する事例集(令和3年度かかりつけ医機能の強化・活用にかかる調査・普及事業) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36156.html
出典情報 かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会(第1回 11/15)《厚生労働省》
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3.
取組の詳細
① 地域における小児の医療・保健福祉・教育に貢献
患者さんにとって優しくわかりやすい医療を提供することによって、患者さんが気軽に相談で
きるような信頼関係の構築を最重要視して小児の医療・保健福祉・教育まで含めた活動に取り
組んでいる。当該医療機関を受診している小児に対しては成人以降の成長過程についても配慮
しながら、生活全般を支援している。さらに、当該医療機関には、保健師、看護師、保育士等
も所属しており、保護者への支援という観点で幅広く対応している。こうした診療を通じて、地
域に根ざした小児医療の提供を実現している。

② 学校医や保育園園医として健診等の活動に参画
当該医療機関は、地域活動にも積極的に参画しており、学校医や保育園医としての活動にも
取り組んでいる。さらに病児保育室の開設にも貢献しており、地域住民の健康の維持のために
重要な役割を果たしている。

■学校医・保育園園医の活動実績
学校医

保育園園医

3施設

健診:年 1 回
就学時健診:年 1 回
学校保健委員会:年 1 回
生徒指導、家族の悩み相談

7 施設

健診:年 2 回
入所前説明会講話
医療的ケア児、発達障害、食物アレルギーなど相談

③ 地域総合小児医療認定医として活動
当該医療機関は、公益社団法人日本小児科医会が定めた地域総合小児医療認定医として小
児科総合医の活動を実践している。さらに、当該医療機関の院長は小児科医会での活動を通じ
て、こうした地域に根ざした小児科医の育成のため「地域総合小児医療認定医」の普及にも努
めている。

<地域総合小児医療認定医の役割>
● 総合医として、子どもを身体的・心理的・社会的に捉え、支援する
● かかりつけ医として、子どもの成長に寄り添い、気づき・見守り・支援する
● Community Pediatrics の実践として、個々の子どもから、地域全体もみる視線を持つ
● 地域包括ケアシステムが機能するように、多職種とのネットワークの構築と、コーディネーター
としての役割
● 成育基本法の実働に携わる
※ Community Pediatrics:医療、保健、福祉にわたり子どものことを考え、支援するという概念

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