よむ、つかう、まなぶ。
参考資料2_かかりつけ医機能に関する事例集(令和3年度かかりつけ医機能の強化・活用にかかる調査・普及事業) (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36156.html |
出典情報 | かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会(第1回 11/15)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
3.
取組の詳細
① 在宅医療を行う病院・診療所の連携を支援することによりグループ診療を実現
地域の在宅医療を推進するために「くらげ方式」と呼ばれる病診・診診連携を支援している。
連携グループは豊田市とみよし市にそれぞれ存在し、豊田市では機能強化型在宅療養支援病院
1 つと他2病院が後方支援病院となり、7つの在宅療養支援診療所(うち4医療機関は機能強
化型)を加えた 10 医療機関でグループが構成されている。みよし市では、機能強化型在宅療
養支援病院2つと3つの在宅療養支援診療所(うち 2 医療機関は機能強化型)の5医療機関で
グループが構成されている。必要に応じて地域を超えた協力・連携もできるよう支援している。
具体的な支援業務は以下の通りであり、医師会の中に設置されている在宅相談ステーション
が診療所の連携において、医師会会員の作業負担軽減のため事務作業を担当している。
<具体的な支援業務>
● 月 1 回のカンファレンスの開催にあたり、共有する患者情報の集約・資料化を実施。
● 診療所医師が出張・学会参加等で不在となる場合の、支援医師の探索・調整、患者情報の
共有などの支援を実施。
● 参加医療機関の中で、機能強化型(連携型)在宅療養支援病院・診療所の実績要件を満た
すようになった医療機関について、その申請手続きの支援を実施。
② 円滑な情報共有のための入退院支援ガイドブックの作成や
情報共有ツールとしての共通のフォーマットの作成
患者さんの生活は入院前から継続し、退院後も続いていくため、在宅の支援者から病院の医
療者へ、また、病院の医療者から在宅の支援者へ、患者さんの支援を着実に引き継ぐことがで
きるよう入退院支援ガイドブックを作成している。ガイドブックでは、入退院患者さんの引継ぎ
に関する以下の項目について、どのような関係機関が協力・連携するのか、どのような患者さん
情報を共有するのか、等について詳しく解説している。情報のやり取りに必要となる共通のフォー
マットも作成して運用している。
<入退院患者さんの引継ぎに関する項目>
● 入退院時の患者さん情報の流れ
● 入院時の引継ぎの流れ(入院前に在宅で各種支援者により支援を受けていた場合)
● 退院時の引継ぎの流れ(退院後、新たに支援が必要と見込まれる場合)
③ 在宅医療に関する啓発(パンフレットの作成)
在宅相談ステーションにおいて、地域住民からの在宅療養に
関する相談に対応しており、訪問診療医の決定支援なども行って
いる。また、パンフレットを作成・配布して、住民に対する周知・
啓発を実施している。
豊田加茂医師会の在宅療養相談パンフレット
出典:一般社団法人豊田加茂医師会提供資料
45
取組の詳細
① 在宅医療を行う病院・診療所の連携を支援することによりグループ診療を実現
地域の在宅医療を推進するために「くらげ方式」と呼ばれる病診・診診連携を支援している。
連携グループは豊田市とみよし市にそれぞれ存在し、豊田市では機能強化型在宅療養支援病院
1 つと他2病院が後方支援病院となり、7つの在宅療養支援診療所(うち4医療機関は機能強
化型)を加えた 10 医療機関でグループが構成されている。みよし市では、機能強化型在宅療
養支援病院2つと3つの在宅療養支援診療所(うち 2 医療機関は機能強化型)の5医療機関で
グループが構成されている。必要に応じて地域を超えた協力・連携もできるよう支援している。
具体的な支援業務は以下の通りであり、医師会の中に設置されている在宅相談ステーション
が診療所の連携において、医師会会員の作業負担軽減のため事務作業を担当している。
<具体的な支援業務>
● 月 1 回のカンファレンスの開催にあたり、共有する患者情報の集約・資料化を実施。
● 診療所医師が出張・学会参加等で不在となる場合の、支援医師の探索・調整、患者情報の
共有などの支援を実施。
● 参加医療機関の中で、機能強化型(連携型)在宅療養支援病院・診療所の実績要件を満た
すようになった医療機関について、その申請手続きの支援を実施。
② 円滑な情報共有のための入退院支援ガイドブックの作成や
情報共有ツールとしての共通のフォーマットの作成
患者さんの生活は入院前から継続し、退院後も続いていくため、在宅の支援者から病院の医
療者へ、また、病院の医療者から在宅の支援者へ、患者さんの支援を着実に引き継ぐことがで
きるよう入退院支援ガイドブックを作成している。ガイドブックでは、入退院患者さんの引継ぎ
に関する以下の項目について、どのような関係機関が協力・連携するのか、どのような患者さん
情報を共有するのか、等について詳しく解説している。情報のやり取りに必要となる共通のフォー
マットも作成して運用している。
<入退院患者さんの引継ぎに関する項目>
● 入退院時の患者さん情報の流れ
● 入院時の引継ぎの流れ(入院前に在宅で各種支援者により支援を受けていた場合)
● 退院時の引継ぎの流れ(退院後、新たに支援が必要と見込まれる場合)
③ 在宅医療に関する啓発(パンフレットの作成)
在宅相談ステーションにおいて、地域住民からの在宅療養に
関する相談に対応しており、訪問診療医の決定支援なども行って
いる。また、パンフレットを作成・配布して、住民に対する周知・
啓発を実施している。
豊田加茂医師会の在宅療養相談パンフレット
出典:一般社団法人豊田加茂医師会提供資料
45