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参考資料2_かかりつけ医機能に関する事例集(令和3年度かかりつけ医機能の強化・活用にかかる調査・普及事業) (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36156.html
出典情報 かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会(第1回 11/15)《厚生労働省》
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3.
取組の詳細
① 地域密着型中小病院として基幹病院、診療所、行政等との幅広い連携を実施
当該医療機関は、地域密着型病院として、地域の医療ニーズに対応し、在宅医療を提供した
り、基幹病院から逆紹介を受けて、在宅復帰のためのリハビリテーションや緩和ケアを提供し、
介護サービスと連携した利便性の高い医療を提供している。また、地域の診療所等の後方支援
を担い、緊急入院の受入体制を整備
している。無医地区へ職員を派遣す
るほか、行政と連携し、後述するま
ちづくりや介護予防活動など幅広い
活動に取り組んでいる。医療・介護
サービスを利用する者のニーズにも
配慮し、リハビリシューズや介護用品
を利用者が好みに応じて選択できる
よう多くの選 択 肢を準備する等の細
やかな工夫を行っている。
前方連携・後方連携 年間実績

② システムを活用した情報連携を推進

出典:医療法人博仁会志村大宮病院提供資料

当該医療機関における法人内の各拠点では、シームレスな情報共有のため、医療・介護で連
携した記録システムを構築している。これにより、介護支援専門員(ケアマネジャー)が病院の
診療記録や処方等を確認したり、医師や看護師が
介護記録を確認することが可能である。また毎朝、
病院とグループ内の施設をつないだ WEB会議を
実施することで、限られた時間の中で入院/入所
中の方の一元的な調整を効果的に行うことができ
ている。
法人外とは、多職種連携ツールを用いて病院・
診療所・歯科診療所・介護施設・訪問看護ステー
法人内情報連携イメージ
ション等との情報連携を行っている。
出典:医療法人博仁会志村大宮病院提供資料

③ 医療・介護の視点でまちづくりへ参画
当該医療機関は地域包括ケアを支える病院として、まちづくりにも参画している。具体的に
は、職員有志が結成した常陸大宮市地域活性化プロジェクト「フロイデ DAN」を活用し、行政
とのまちづくりに関する協働、コミュニティカフェの設置・運営、元気高齢者のサポーター制度
(フロイデサポーター)の運営、SNS 等を
利用したフレイル 予防に関する動 画の配
信、一般介護予防事業への専門職(理学療
法士等)の派遣等を行っている。これらの
活動は、まちづくりだけでなく、職員のやり
がいにもつながっている。法人内の少子化
対策にも取り組み、くるみんマーク認定を受
けている。
病院を中心としたまちづくり
出典:医療法人博仁会志村大宮病院提供資料

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