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【参考資料2】電子カルテ情報共有サービスの導入に関するシステムベンダ向け技術解説書(案)v1.1.0 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40268.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第22回 6/10)《厚生労働省》
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FHIR 記述仕様/実装ガイドを参照するにあたっての補足知識として、Cardinality(多重度) (下
図で「Card.」と記載している箇所)と Flags の一つである Must Support について解説しま
す。これらは、必須入力項目を規定するものです。
図 4.Cardinality(多重度)と Must Support の記載箇所

参照元:電子カルテ情報共有サービス FHIR 実装ガイドの Condition リソース
(医療機関等 ONS および医療機関等ポータルサイトより参照可能)

Cardinality(多重度)では、「0..1、0..*、1..1、1..*」などと表現されます。左の値は、デー
タ入力すべき要素数の下限を、右の値は、データ入力すべき要素数の上限を示しております。
よって、「0..1、0..*」は任意項目、「1..1、1..*」は必須項目となります。なお、
Cardinality(多重度)は、要素が存在するか否かだけがバリデーションチェックされるため、そ
の内容が有効な中身かどうかについてを、担保するものではありません。
一方、Must Support では、対象の要素にSマークが付与されています。この要素に関する有
効な情報を有する場合は、必ず送信しなければならないことを示しておりますので、システム
上は、該当する要素を記述して本サービスに登録できるようにしてください。
なお、こちらは有効なデータを要求されるものですが、バリデーションチェックで要素の有無
や有効性を識別できるものではありません。それぞれをまとめた内容を以下に示します。
表 12.Cardinality(多重度)と Must Support のまとめ
MustSuppot なし

MustSuppot あり

Cardinality(多重度)が

このエレメントを送信しても

このデータエレメントに関する

任意「0..1、0..*」

よい。

有効な情報を有する場合、送信
しなければならない。

Cardinality(多重度)が

このデータエレメントに関す

このデータエレメントに関する

必須「1..1、1..*」

る何かしらの情報を、必ず送

有効な情報を、必ず送信しなけ

信しなければならない。

ればならない。

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