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【資料1-2-5】まん延防止に関するガイドライン (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41225.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第87回 7/17)《厚生労働省》
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のところ確認されていない14ことや、事前の検査、消毒、基本的な感染対策の
徹底等、感染拡大を防止する他の取組を進めることも考えられることなどを
踏まえた要請を行うことが望ましい。
(2)基本的な感染対策に係る要請等15(政府行動計画 3-1-2-1、特措法第 24 条第
9項、第 31 条の8第2項等)
① 基本的な感染対策は、病原体の感染経路等の特徴に応じて変わり得るもの
であるが、換気、マスク着用等の咳エチケットの徹底、手洗い・手指消毒、
人混みを避けること等が挙げられる。
② また、感染拡大につながる場面の制限として、人と人との距離の確保、大
声の制限、在宅勤務や時差出勤等の推奨等を行うことが考えられる。
参考:新型コロナ対応における基本的な感染対策
新型コロナ対応においては、基本的対処方針の中で基本的な感染対策を具体
化していた。新型コロナの特性を踏まえ、基本的には以下のような内容として
いた。
基本的な感染対策とは、「三つの密」(①密閉空間(換気の悪い密閉空間であ
る)、②密集場所(多くの人が密集している)、③密接場面(互いに手を伸ばし
たら手が届く距離での会話や発声が行われる)という3つの条件をいう。以下
同じ。)の回避、「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、「手洗い等の手指
衛生」、「換気」等をいう。
「マスクの着用」については、屋内において、他者と身体的距離(2m 以上を
目安)がとれない場合、他者と距離がとれるが会話を行う場合、屋外において
他者と距離がとれず会話を行う場合は、マスクの着用を推奨する。また、高齢
者等との面会時や病院内など、重症化リスクの高い者と接する場合にはマスク
の着用を推奨する。マスクは不織布マスクを推奨する。なお、屋内において他
者と身体的距離がとれて会話をほとんど行わない場合は、マスク着用は必要な
い。屋外において、他者と身体的距離が確保できる場合、他者と距離がとれな
い場合であっても会話をほとんど行わない場合は、マスクの着用は必要なく、
特に夏場については、熱中症予防の観点から、マスクを外すことを推奨する。
また、乳幼児(小学校に上がる前の年齢)のマスクの着用には注意が必要であ
り、特に2歳未満では推奨されない。2歳以上の就学前の子どもについても、
個々の発達の状況や体調等を踏まえる必要があることから、他者との身体的距
離にかかわらず、マスク着用を一律には推奨しない。なお、本人の体調がすぐ

14 令和2年 11 月 19 日第 14 回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードにおいて、航空旅客数と感
染者数の増加には、統計的な因果関係が確認できない旨が示されている。また、令和2年に行われた「Go To
Travel 事業」についても、感染拡大の主要な要因であるというエビデンスは確認されていない(令和2年 11
月 20 日第 16 回新型コロナウイルス感染症対策分科会)

15 英国においては、新型コロナに対する様々なまん延防止対策の効果等を以下のとおりまとめている。
https://www.gov.uk/government/publications/npis-table-17-september-2020
ただし、以下の報告書(特に、Chapter8: non-pharmaceutical interventions)に記載のあるとおり、個々の感
染対策の有効性を分離することは困難であり、また、感染対策は常にパッケージとして実施される可能性があ
ることから、その影響として示されるものは慎重に解釈する必要がある。
https://www.gov.uk/government/publications/technical-report-on-the-covid-19-pandemic-in-the-uk

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