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(資料2)精神保健福祉法上の入院制度等についてのこれまでのご意見を踏まえた論点と検討の方向性について (32 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24461.html |
出典情報 | 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第7回 3/16)《厚生労働省》 |
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3.医療保護入院(論点③)
論点③
○ 医療保護入院の同意者についてどのように考えるか。
これまでのご意見
○ 現在、家族状況も大変複雑化しており、家族だからといって必ずしも本人の利益を考えるとは限らないという問題が
現実には起きている。家族の負担軽減とともに、本人の権利を守るためにも、法律上の家族等の同意は廃止していた
だきたい。(第5回)
○ 医療保護入院の必要性は、病識がない、早期に入院治療すれば助かるケースもあるという医学的な観点。
そうなると論点は、適正な手続確保。指定医一人の判断はあり得ず、誰かが必ずチェックしなければならない。
ベストは、指定医2人の診察だが、指定医が足りない現状、困難なオプション。そうなると必ずいそうな、血のつな
がっている家族か、住んでいる市町村か。どちらが望ましいか。おそらく情報を持っていて、真面目に考えてくれそうな
のは家族ではないかとなるのだろう。(第5回)
○ 家族以外の者の同意として、あらかじめ精神障害者が支援者を登録しておくというのは、魅力的なアイデア。他方で、
医療保護入院時、本人は入院を嫌がっている状況にあり、にもかかわらず、その本人が昔登録した者に聞いて同意し
てもらうというのは、本院が入院を拒否している時点において意味を持つものか、分かりかねるところがある。(第5回)
○ 市町村同意の現状把握・再調査が必要。医療機関を追認する形で手続が行われているのではないか。(第5回)
○ 市町村同意となった場合の対応について、本来であれば市の職員が本人の面会を行うべきところ、それを行ってい
る市町村もあれば行っていない市町村もあり、ここの対応が統一されていない現状があるのではないか。(第5回)
○ 特に認知症等の場合は、財産の使い方について子ども同士が争っている場合に、認知症の父を入院させたら、その
反対側が文句を言う等、家族による入院の同意は非常に危ういものがあるので、代理のような仕組みをぜひ考えてほ
しいとは常々思っているが、では、どうすればいいかというと難しい。
では、それを市町村長同意にすれば良いのではないか、と言うと、お願いしますと言えば、はい、分かりました位の
簡単な話なので、患者の権利擁護にはならないのではないか。 (第5回)
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論点③
○ 医療保護入院の同意者についてどのように考えるか。
これまでのご意見
○ 現在、家族状況も大変複雑化しており、家族だからといって必ずしも本人の利益を考えるとは限らないという問題が
現実には起きている。家族の負担軽減とともに、本人の権利を守るためにも、法律上の家族等の同意は廃止していた
だきたい。(第5回)
○ 医療保護入院の必要性は、病識がない、早期に入院治療すれば助かるケースもあるという医学的な観点。
そうなると論点は、適正な手続確保。指定医一人の判断はあり得ず、誰かが必ずチェックしなければならない。
ベストは、指定医2人の診察だが、指定医が足りない現状、困難なオプション。そうなると必ずいそうな、血のつな
がっている家族か、住んでいる市町村か。どちらが望ましいか。おそらく情報を持っていて、真面目に考えてくれそうな
のは家族ではないかとなるのだろう。(第5回)
○ 家族以外の者の同意として、あらかじめ精神障害者が支援者を登録しておくというのは、魅力的なアイデア。他方で、
医療保護入院時、本人は入院を嫌がっている状況にあり、にもかかわらず、その本人が昔登録した者に聞いて同意し
てもらうというのは、本院が入院を拒否している時点において意味を持つものか、分かりかねるところがある。(第5回)
○ 市町村同意の現状把握・再調査が必要。医療機関を追認する形で手続が行われているのではないか。(第5回)
○ 市町村同意となった場合の対応について、本来であれば市の職員が本人の面会を行うべきところ、それを行ってい
る市町村もあれば行っていない市町村もあり、ここの対応が統一されていない現状があるのではないか。(第5回)
○ 特に認知症等の場合は、財産の使い方について子ども同士が争っている場合に、認知症の父を入院させたら、その
反対側が文句を言う等、家族による入院の同意は非常に危ういものがあるので、代理のような仕組みをぜひ考えてほ
しいとは常々思っているが、では、どうすればいいかというと難しい。
では、それを市町村長同意にすれば良いのではないか、と言うと、お願いしますと言えば、はい、分かりました位の
簡単な話なので、患者の権利擁護にはならないのではないか。 (第5回)
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