参考資料4 小児患者体験調査報告書 令和元年度調査 (29 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23374.html |
出典情報 | がん診療提供体制のあり方に関する検討会 小児がん拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第1回 1/17)《厚生労働省》 |
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問 11. 医師からがんと説明(確定診断)されてから、問 6 でお答えいただいたがんの治療が始
まるまで、おおよそどのくらいの時間がかかりましたか。
回答選択肢:
{診断される前に治療が開始されていた;2 週間未満;2 週間以上 1 ヶ月未満;1 ヶ
月以上 3 ヶ月未満;3 ヶ月以上 6 ヶ月未満;6 ヶ月以上;治療していない;わからない}
対象(分母)
問 11
結果
算出法(分子)
2 週間未満、2 週間以上 1 ヶ月未満と回
「わからない」以外と回答した人
答した人の割合
80.6%
<成人患者体験調査との比較>
成人調査において、同一の問いに対する結果は 62.2%であった。また 2 週間未満との回答は成人
調査の 30.1%に対して小児調査では 65.4%との結果であった。
<がん種別の結果>
診断から治療までの時間が 2 週間未満、または、2 週間以上 1 ヶ月未満であったと回答した人
は、【造血器腫瘍患者】で 85.0%、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】で 74.5%、【脳腫瘍患者】で
82.0%であった。【造血器腫瘍患者】は【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】よりも統計的有意に高
かった(P<0.01)。
【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)
】と【脳腫瘍患者】
、
【造血器腫瘍患者】と【脳
腫瘍患者】ではいずれも統計的有意差はなかった(各々P=0.08, P=0.42)。
また、2 週間未満と回答した人は、
【造血器腫瘍患者】で 76.0%、
【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】
で 51.9%、【脳腫瘍患者】で 64.8%であった。
【造血器腫瘍患者】は【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除
く)】および【脳腫瘍患者】よりも統計的有意に高かった(各々P<0.01, P=0.01)。
【固形腫瘍患
者(脳腫瘍を除く)
】は【脳腫瘍患者】よりも統計的有意に低かった(P=0.01)。
がん種
固形腫瘍
診断から
全がん
造血器腫瘍
脳腫瘍
(脳腫瘍を除く)
治療までの時間
2 週間未満
651 (65.4%)
364 (76.0%)
193 (51.9%)
83 (64.8%)
2 週間以上 1 ヶ月未満
151 (15.2%)
43 (9.0%)
84 (22.6%)
22 (17.2%)
1 ヶ月以上 3 ヶ月未満
52
(5.2%)
8 (1.7%)
34 (9.1%)
8
(6.3%)
3 ヶ月以上 6 ヶ月未満
18
(1.8%)
7 (1.5%)
8 (2.2%)
3
(2.3%)
6 ヶ月以上
49
(4.9%)
23 (4.8%)
20 (5.4%)
6
(4.7%)
診断される前に治療が
62
(6.2%)
30 (6.3%)
25 (6.7%)
6
(4.7%)
開始されていた
治療していない
12
(1.2%)
4 (0.8%)
8 (2.2%)
0
(0%)
合計
995 (100%)
479 (100%)
372 (100%)
128
(100%)
問 11 への無回答(29 名)、「わからない」と回答(5 名)した人は除外。全がんには、がんの種類を無回
答(問 8 への無回答)の 16 名を含む。
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