参考資料4 小児患者体験調査報告書 令和元年度調査 (76 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23374.html |
出典情報 | がん診療提供体制のあり方に関する検討会 小児がん拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第1回 1/17)《厚生労働省》 |
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問 24. 患者さんのきょうだいに関すること(患者さんの病気や病状に関する説明の仕方、きょ
うだいの養育、日常・学校生活の問題など)を誰かに相談できましたか。
回答選択肢:{相談できた;相談が必要だったが、できなかった;相談が必要かわからなかっ
た;相談を必要としなかった;わからない}
対象(分母)
問 24
算出法(分子)
きょうだいがいると回答した人*
結果
「相談できた」と回答した人の割合
66.7%
*問 23 に「いる」と回答した人
<成人患者体験調査との比較>
小児調査で初めて設定された問いである。
<がん種別の結果>
問 23 において、患者にきょうだいが「いる」と回答をした人は【造血器腫瘍患者】で 84.2%、
【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】で 81.9%、【脳腫瘍患者】で 85.9%であった。3 群間で統計的
検定をしたところ、有意差はなかった (P=0.49)。
問 24 において、きょうだいに関することで誰かに「相談できた」と回答をした人は【造血器腫
瘍患者】で 71.0%、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】で 64.6%、【脳腫瘍患者】で 58.2%であっ
た。【脳腫瘍患者】は【造血器腫瘍患者】よりも統計的有意に低かった (P=0.01)。【固形腫瘍
患者(脳腫瘍を除く)】と【造血器腫瘍患者】、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】と【脳腫瘍患者】
ではいずれも統計的有意差はなかった (各々P=0.07、P=0.23)。
「相談が必要だったが、できなかった」と回答した人は、
【造血器腫瘍患者】で 5.7%、【固形腫
瘍患者(脳腫瘍を除く)】で 5.5%、【脳腫瘍患者】で 4.5%であった。3 群間で統計的検定をした
ところ、有意差はなかった (P=0.95)。
「相談を必要としなかった」または「わからない」と回答をした人を除外して解析を行ったとこ
ろ、「相談が必要かわからなかった」5.6%、「相談が必要だったが、できなかった」6.9%、「相談
できた」87.5%であった。
「相談できた、相談が必要だったができなかった、相談が必要かわからなかった」という回答の
患者は、年齢中央値 7 歳(年齢幅:0 歳~18 歳)であった。
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