参考資料4 小児患者体験調査報告書 令和元年度調査 (55 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23374.html |
出典情報 | がん診療提供体制のあり方に関する検討会 小児がん拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第1回 1/17)《厚生労働省》 |
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問 25. 今回のがんの診断・治療全般に関し、受けた医療を総合的に 0~10 で評価すると何点で
すか。0 点が考えられる最低の医療、10 点が考えられる最高の医療とします。
回答選択肢:{ 0;1;2;3;4;5;6;7;8;9;10 }
対象(分母)
問 25
算出法(分子)
回答者全体
平均点
8.4 点
結果
治療ステータス別にみると、患者が亡くなっている場合(103 人、回答者の 10.0%)、回答の平
均は 7.1 となった。また、0 点や 1 点の回答は、子どもが亡くなっている場合では有意に多く
(P<0.01)、10 点を付けた回答は有意に少なかった(P<0.01)。
<成人患者体験調査との比較>
成人調査において、同一の問いに対する結果は平均点 7.9 点であった。また、成人調査の結果を
家族等(本人以外)による回答のみに絞った結果は、6.7 点であった。
<がん種別の結果>
「8~10 点」を回答した人は【造血器腫瘍患者】で 82.0%、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】
で 81.1%、【脳腫瘍患者】で 74.0%であった。3 群間で統計的検定をしたところ、有意差はなか
った(P=0.12)。平均点は【造血器腫瘍患者】で 8.5 点、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】で 8.4
点、【脳腫瘍患者】で 8.1 点であった。3 群間で統計的検定をしたところ、有意差はなかった
(P=0.06)。
固形腫瘍
脳腫瘍
(脳腫瘍を除く)
総合評価
0
6
(0.6%)
0
(0%)
4
(1.1%)
2 (1.6%)
1
2
(0.2%)
1
(0.2%)
0
(0%)
1 (0.8%)
2
4
(0.4%)
2
(0.4%)
2
(0.5%)
0
(0%)
3
18
(1.8%)
7
(1.5%)
9
(2.4%)
1 (0.8%)
4
4
(0.4%)
1
(0.2%)
1
(0.3%)
0
(0%)
5
31
(3.0%)
15
(3.1%)
7
(1.9%)
6 (4.7%)
6
43
(4.2%)
15
(3.1%)
17
(4.6%)
10 (7.9%)
7
91
(8.9%)
45
(9.4%)
30
(8.1%)
13 (10.2%)
8
237 (23.2%)
102 (21.3%)
88 (23.7%)
34 (26.8%)
9
262 (25.7%)
142 (29.6%)
85 (22.9%)
27 (21.3%)
10
322 (31.6%)
149 (31.1%)
128 (34.5%)
33 (26.0%)
合計
1020
(100%)
479
(100%)
371
(100%)
127 (100%)
問 25 への無回答(9 名)は除外。全がんには、がんの種類を無回答(問 8 へ無回答)の 43 名を含む。
がん種
全がん
造血器腫瘍
<留意点>
特記事項なし。
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