参考資料4 小児患者体験調査報告書 令和元年度調査 (53 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23374.html |
出典情報 | がん診療提供体制のあり方に関する検討会 小児がん拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第1回 1/17)《厚生労働省》 |
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問 28. 患者さん本人にどのように病名は伝えられましたか。
回答選択肢:{病名(がん・悪性腫瘍・白血病等)を用いて伝えた;病名を直接的には用いず、
別の言葉(例:血液の病気、悪いできもの)で伝えた;違う病名(例:良性腫瘍)で伝えた;その
他}
「病名を用いて伝えた」と回答をした人は【造血器腫瘍患者】で 70.8%、【固形腫瘍患者(脳腫瘍
を除く)】で 63.6%、【脳腫瘍患者】で 32.8%であった。統計的検定において、【脳腫瘍患者】は
【造血器腫瘍患者】、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】よりも有意に低かった(各々P<0.01,
P<0.01)。
【造血器腫瘍患者】と【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】では有意差は無かった(P=0.11)。
「病名を直接的には用いず、別の言葉で伝えた」と回答をした人は【造血器腫瘍患者】で 29.2%、
【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】で 36.4%、【脳腫瘍患者】で 64.2%であった。統計的検定にお
いて、【脳腫瘍患者】は【造血器腫瘍患者】、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】よりも有意に高
かった(各々P<0.01, P<0.01)。【造血器腫瘍患者】と【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】では有意
差は無かった(P=0.11)。
問 27 で「伝えた」と回答した人の分布(合計 531 名)
がん種
全がん
造血器腫瘍
告知内容
固形腫瘍
(脳腫瘍を除く)
脳腫瘍
病名を用いて伝えた
334
(63.5%)
177
(70.8%)
117
(63.6%)
22
(32.8%)
病名を直接的には用いず、
別の言葉で伝えた
190
(36.1%)
73
(29.2%)
67
(36.4%)
43
(64.2%)
違う病名で伝えた
2
(0.4%)
0
(0%)
0
(0%)
2
(3.0%)
その他
0
(0%)
0
(0%)
0
(0%)
0
(0%)
合計
526
(100%)
250
(100%)
184
(100%)
67
(100%)
問 28 への無回答(5 名)は除外。全がんには、がんの種類を無回答(問 8 へ無回答)の 25 名を含む
問 29. 患者さん本人に誰が病名を伝えましたか(同席していた場合も含め、当てはまる方すべ
てに○を付けてください)。
回答選択肢:{主治医;看護師;医師、看護師以外の医療スタッフ;家族;その他}
問 27 で「伝えた」と回答した人の分布(合計 531 名)
がん種
全がん
造血器腫瘍
告知者
固形腫瘍
(脳腫瘍を除く)
脳腫瘍
主治医
405
(79.4%)
199
(80.9%)
133
(76.4%)
52
(80.0%)
看護師
94
(18.4%)
56
(22.8%)
24
(13.8%)
10
(15.4%)
医師、看護師以外の
医療スタッフ
34
(6.7%)
21
(8.5%)
4
(2.3%)
3
(4.6%)
317
(62.2%)
156
(63.4%)
(59.2%)
47
(72.3%)
家族
その他
1
(0.2%)
1
(0.4%)
103
0
(0%)
0
(0%)
複数回答可(合計 510 名)。問 29 への無回答(21 名)は除外。全がんには、がんの種類を無回答(問
8 へ無回答)の 25 名を含む。
<留意点>
特記事項なし。
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