よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料4 小児患者体験調査報告書 令和元年度調査 (74 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23374.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会  小児がん拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ(第1回  1/17)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

外見に関する相談
問 22. がんや治療にともなう外見の変化に関する悩み(脱毛や皮膚障害などを含む)を誰かに
相談できましたか。
回答選択肢:{相談できた;相談が必要だったが、できなかった;相談が必要かわからなかっ
た;相談を必要としなかった;わからない}

対象(分母)
問 22

結果

算出法(分子)

回答者全体

「相談できた」と回答した人の割合

51.8%

<成人患者体験調査との比較>
成人調査において、同一の問いに対する結果は 28.3%であった。
<がん種別・男女別の結果>
「相談できた」と回答をした人は【造血器腫瘍患者】で 56.1%、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】
で 49.5%、【脳腫瘍患者】で 45.3%であった。【脳腫瘍患者】は【造血器腫瘍患者】よりも統計
的有意に低かった(P=0.03)。また、【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】と【造血器腫瘍患者】、【固
形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】と【脳腫瘍患者】ではいずれも統計的有意差はなかった(各々P=0.05、
P=0.42)。
また、
「相談が必要だったが、できなかった」と回答した人は、
【造血器腫瘍患者】で 3.3%、【固
形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】で 7.2%、【脳腫瘍患者】で 7.0%であった。【造血器腫瘍患者】は
【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】よりも統計的有意に低かった(P=0.01)。【脳腫瘍患者】と【造
血器腫瘍患者】、【脳腫瘍患者】と【固形腫瘍患者(脳腫瘍を除く)】ではいずれも統計的有意差
はなかった(各々P=0.06、P=0.94)。
さらに、「相談を必要としなかった」または「わからない」と回答をした人を除外して解析を行
ったところ、
「相談が必要かわからなかった」12.6%、
「相談が必要だったが、できなかった」
8.5%、「相談できた」78.9%であった。
「相談できた;相談が必要だったが、できなかった;相談が必要かわからなかった」という回
答の患者は、年齢中央値 8 歳(年齢幅:0 歳~18 歳)であった。
また、
「相談できた」という回答の患者は男児 45.4%、女児 61.0%であり、男児は女児より統計的
有意に低かった(P<0.01)。
「相談が必要だったが、できなかった」という回答の患者は、男児 6.3%、女児 4.5%であり、統
計的有意差はなかった(P=0.22)。

73