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参考資料 4 (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 令和5年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》 |
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各交通モードの特色
資料Ⅱ-5-14
○ 各交通モード(鉄道、乗合バス、タクシー等)には、それぞれ輸送量や柔軟性、コストに特徴があるため、地域の交
通需要の規模や道路等のインフラの状況、まちづくりの方向性等に応じて、適切な交通モードを選択していくことが、効
率的で利便性の高い地域公共交通の確保につながる。
○ 鉄道は固定費が大きく、利用者数に応じて柔軟に経費を調整しにくいことから利用者数が損益に大きく影響するた
め、利用者の少ない地方路線は赤字になりやすい一方、都市部の路線では黒字が生まれている。
○ JR本州3社及びJR九州は、かつて国が整備した鉄道を旧国鉄から事業継承したという経緯も踏まえ、JR法に基づ
き、国土交通大臣により、路線の維持等について、利用者の利便の確保に配慮する旨の指針が定められている。
交通モードごとの特徴
交通モード
鉄道
乗合バス
タクシー
強み
弱み
十分な利用者数が確保でき
る都市内輸送や都市間輸送
においては、大量輸送、高
速輸送、定時輸送の面で強
みを発揮
事業の開始・運営に要するコ
ストが高くなることから、利
用者数が十分でない地方部で
は路線の維持が難しくなるこ
ともある
路線の変更、停留所の設
置・変更等に比較的柔軟に
対応可能
道路の渋滞の影響で定時性を
確保しにくい場合がある
個々の旅客のニーズに応じ
たドア・ツー・ドアの輸送
が可能
1台あたりの輸送量が限られ
る
輸送密度(人/日)の上位・下位3区間(2019年度)
(JR東日本)
(※)輸送密度(平均通過人員)は、1日当たりその区間に何人が乗車したかを示す指標。
上位3区間
下位3区間
山手線
(品川~田端)
1,121,254
花輪線
(荒屋新町~鹿角花輪)
78
埼京線
(池袋~赤羽)
747,326
陸羽東線
(鳴子温泉~最上)
79
中央本線
(神田~高尾)
678,404
久留里線
(久留里~上総亀山)
85
(出所)JR東日本「路線別ご利用状況」より財務省作成
(注1)同一の路線で複数区間に分かれて公表されている場合、上位3区間については最も
多い区間、下位3区間については最も少ない区間を抜粋した。
(注2)JR東日本の公表資料上は只見線(会津川口~只見)が最も利用者の少ない区間
(出所)令和4年版交通政策白書より財務省作成
(27人/日)であるが、同区間は振替バス運行であることから、対象外とした。
国土交通大臣によるJR本州三社・JR九州が踏まえるべき事業経営の指針(抄)
2.路線の適切な維持及び駅その他の鉄道施設の整備に当たっての利用者の利便の確保に関する事項
⚫ 国鉄改革の実施後の輸送需要の動向その他の新たな事情の変化を踏まえて、現に営業する路線を適切に維持するよう努める
⚫ 路線を廃止しようとするときは、国鉄改革の実施後の輸送需要の動向その他の新たな事情の変化を地方公共団体及び利害関係人に対して
十分に説明
⚫ 駅等の整備にあたっては、バリアフリー法の移動円滑化のため必要な措置を講ずるなど、利用者の利便の確保に配慮
資料Ⅱ-5-14
○ 各交通モード(鉄道、乗合バス、タクシー等)には、それぞれ輸送量や柔軟性、コストに特徴があるため、地域の交
通需要の規模や道路等のインフラの状況、まちづくりの方向性等に応じて、適切な交通モードを選択していくことが、効
率的で利便性の高い地域公共交通の確保につながる。
○ 鉄道は固定費が大きく、利用者数に応じて柔軟に経費を調整しにくいことから利用者数が損益に大きく影響するた
め、利用者の少ない地方路線は赤字になりやすい一方、都市部の路線では黒字が生まれている。
○ JR本州3社及びJR九州は、かつて国が整備した鉄道を旧国鉄から事業継承したという経緯も踏まえ、JR法に基づ
き、国土交通大臣により、路線の維持等について、利用者の利便の確保に配慮する旨の指針が定められている。
交通モードごとの特徴
交通モード
鉄道
乗合バス
タクシー
強み
弱み
十分な利用者数が確保でき
る都市内輸送や都市間輸送
においては、大量輸送、高
速輸送、定時輸送の面で強
みを発揮
事業の開始・運営に要するコ
ストが高くなることから、利
用者数が十分でない地方部で
は路線の維持が難しくなるこ
ともある
路線の変更、停留所の設
置・変更等に比較的柔軟に
対応可能
道路の渋滞の影響で定時性を
確保しにくい場合がある
個々の旅客のニーズに応じ
たドア・ツー・ドアの輸送
が可能
1台あたりの輸送量が限られ
る
輸送密度(人/日)の上位・下位3区間(2019年度)
(JR東日本)
(※)輸送密度(平均通過人員)は、1日当たりその区間に何人が乗車したかを示す指標。
上位3区間
下位3区間
山手線
(品川~田端)
1,121,254
花輪線
(荒屋新町~鹿角花輪)
78
埼京線
(池袋~赤羽)
747,326
陸羽東線
(鳴子温泉~最上)
79
中央本線
(神田~高尾)
678,404
久留里線
(久留里~上総亀山)
85
(出所)JR東日本「路線別ご利用状況」より財務省作成
(注1)同一の路線で複数区間に分かれて公表されている場合、上位3区間については最も
多い区間、下位3区間については最も少ない区間を抜粋した。
(注2)JR東日本の公表資料上は只見線(会津川口~只見)が最も利用者の少ない区間
(出所)令和4年版交通政策白書より財務省作成
(27人/日)であるが、同区間は振替バス運行であることから、対象外とした。
国土交通大臣によるJR本州三社・JR九州が踏まえるべき事業経営の指針(抄)
2.路線の適切な維持及び駅その他の鉄道施設の整備に当たっての利用者の利便の確保に関する事項
⚫ 国鉄改革の実施後の輸送需要の動向その他の新たな事情の変化を踏まえて、現に営業する路線を適切に維持するよう努める
⚫ 路線を廃止しようとするときは、国鉄改革の実施後の輸送需要の動向その他の新たな事情の変化を地方公共団体及び利害関係人に対して
十分に説明
⚫ 駅等の整備にあたっては、バリアフリー法の移動円滑化のため必要な措置を講ずるなど、利用者の利便の確保に配慮