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参考資料 4 (33 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html
出典情報 財政制度等審議会 令和5年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
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GX向け政府投資についての検討3

資料Ⅱ-7-3

○ 「成長志向型カーボンプライシング構想」の実現に当たっては、将来の財源の裏付けを持った「GX経済移行債」
により先行して政府資金を調達することとされており、このため、具体的な償還財源を確保した範囲内で「GX経
済移行債」を発行する必要。
○ 本構想による国の支援は、温室効果ガス削減と経済成長の同時実現に向けて効率的・効果的なものとなるよう、
内容を精査するとともに執行をしっかりと管理する必要。
○ これらにより、地球環境、経済、財政のサステナビリティを一体的に確保していくことが重要。
我が国の温室効果ガス排出量の推移と削減目標

新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(抄)
(令和4年6月7日閣議決定)
Ⅲ.新しい資本主義に向けた計画的な重点投資
4.GX(グリーン・トランスフォーメーション)及びDX(デジタル・トランスフォーメーショ
ン)への投資
(1)GXへの投資
(中略)エネルギー安全保障を確保し、官民連携の下、脱炭素に向けた経済・社会、
産業構造変革への道筋の大枠を示したクリーンエネルギー戦略中間整理に基づき、本
年内に、今後10年のロードマップを取りまとめる。
①新たな政策イニシアティブ
ⅰ)GX経済移行債(仮称)の創設
企業の予見可能性を高めるため、民間 投資に対する「呼び水」として、長期民間投
資を強く促すとの国家意思を形あるものとして示し、それを活用しながらあらゆる方策を
駆使してGXを実現する必要がある。このため、政府は今後10年間のGX促進のため
の支援資金を可及的速やかに先行して調達し、民間セクターや市場に政府のコミットメ
ントを明確にする。
今後10年間に150兆円超の投資を実現するため、成長促進と排出抑制・吸収を共
に最大化する効果を持った、「成長志向型カーボンプライシング構想」を具体化し、最大
限活用する。
同構想においては、150兆円超の官民の投資を先導するために十分な規模の政府
資金を、将来の財源の裏付けをもった「GX経済移行債(仮称)」により先行して調
達し、新たな規制・制度と併せ、複数年度にわたり予見可能な形で、脱炭素実現に向
けた民間長期投資を支援していくことと一体で検討する。
(中略)
以上のⅰ)~ⅴ)についてその具体化に向けて、夏以降に官邸に新設する「GX実
行会議」において議論・検討した上で、速やかに結論を得る。