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参考資料 4 (6 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20221129/index.html
出典情報 財政制度等審議会 令和5年度予算の編成等に関する建議(11/29)《財務省》
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国土強靱化の取組みの進捗と効果

資料Ⅱ-5-6

○ こうした工夫もあり、全国的な降雨量・被災範囲が同程度である平成30年7月豪雨と令和3年8月大雨の2つの
災害を比較すると、「3か年緊急対策」に加えて、既存ダムの事前放流といった既存ストックの活用などの様々な取組みの
結果として、被害は相当程度低減しており、災害への対応力には、全国的に大幅な向上が見られ、一定の成果が出てい
る。
平成30年7月豪雨と令和3年8月大雨の比較
【全国主要地点(962地点)における8日間降水量の総和】
<平成30年7月豪雨:約21.1万mm>

<令和3年8月の大雨:約21.6万mm>

【水害被害額】
14000

【住家被害】
12000

11243

12154

H30.7豪雨
R3.8大雨

12000

10000

10000
8000

【ダムの事前放流等の効果(木曽川水系の例)】
<木曽川桃山観測所の水位>
常盤ダム
(関西電力)
木曽町

三浦ダム
(関西電力)
牧尾ダム
(水資源機構)
王滝川ダム
(関西電力) 王滝村

事前放流等がない場合
15.3m
実際の最高水位
14.6m

8000
6000

水位上昇
2割低減

6000
4000
4000

木曽ダム
(関西電力)

2387

上松町

2000

2000

桃山観測所
11.5m

1315

1024

43

諸原

木曽川上流ダム5ダムでの確保容量:約5,350万m3
事前放流により確保した容量
:約1,370万m3
利水運用により確保されていた容量:約3,980万m3

7173

6767

0

0
H30.7豪雨 R3.8大雨

8/13 12時
時点

8/15 6時

全壊

半壊

床上浸水

(注)R3.8大雨分は暫定値
(参考)3か年緊急対策により、中国、九州地方で、合計約1,250万㎥の河道掘削を実施。

(最高水位)(出所)降水量実績、事前放流実績、水害被害額は国土交通省資料、住家被害は内閣府防災公表資料より財務省作成。