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参考資料3-2 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32513.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第74回 4/12)《厚生労働省》
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薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン
抗菌薬等の抗微生物剤に対する薬剤耐性(AMR)の発生をできる限り抑えるとともに、薬剤耐性微
生物(ARO)による感染症のまん延を防止するためには、薬剤耐性(AMR)や抗微生物剤の使用に関
する保健医療、介護福祉、食品、畜水産、農業等の分野の従事者を中心とした国民の知識と理解の
増進が重要である。また、薬剤耐性(AMR)の発生状況や抗微生物剤の使用実態の把握(動向調査、
監視等)とこれに基づくリスク評価、適切な感染予防・管理(IPC)と抗微生物剤の適切な使用(AMS)に
よる薬剤耐性微生物(ARO)の減少に向けた取組、薬剤耐性(AMR)の発生や伝播の機序、社会経済
に与える影響等の研究、新たな予防・診断・治療法の研究開発を含む薬剤耐性感染症(ARI)の有効
な予防・診断・治療手段の確保が重要である。
2015 年5月の世界保健機関(WHO)総会において「薬剤耐性(AMR)に関するグローバル・アクショ
ン・プラン」が採択され、加盟各国に2年以内の自国のアクションプランの策定が求められた。我が国
でも、薬剤耐性(AMR)に係る国内対策及び国際協力を促進・強化するため、2016 年2月9日に開催
された「国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」において、薬剤耐性(AMR)対策アクションプ
ランの策定等を盛り込んだ「国際的に脅威となる感染症対策の強化に関する基本計画」を策定した。
これに引き続いて、2016 年4月5日に開催された「国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」に
おいて、薬剤耐性(AMR)に起因する感染症による疾病負荷のない世界の実現を目指し、薬剤耐性
(AMR)の発生をできる限り抑えるとともに、薬剤耐性微生物(ARO)による感染症のまん延を防止する
ための対策をまとめた「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)」を策定し、薬剤耐性
(AMR)対策について政府一体となった取組を進めてきた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延の影響により、「薬剤耐性(AMR)対策アクションプ
ラン(2016-2020)」の計画期間を 2022 年度末まで延長しており、今般、更なる薬剤耐性(AMR)対策の
推進にあたって、今後5年間で実施すべき事項をまとめた新たな「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラ
ン(2023-2027)」を取りまとめる。

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 5