なる適正使用の推進のため、既存の予防・診断・治療法の最適化に関する臨床研究・疫学研究等
を進めていく必要がある。

方針
○

薬剤耐性（AMR）対策推進に資する、海外で既に利用可能な感染症の予防・診断・治療法に関
して評価・検討を行い、最新の科学的知見に基づき、我が国において使用されるべき抗微生物剤
の効能・効果の最適化を図るための研究を推進する。

○

また、こうした科学的知見を蓄積し、薬剤耐性（AMR）対策に応用するための研究を推進する。

取組
■ 既存の予防・診断・治療法の最適化に関する研究



他国において利用可能であるが国内においては利用できない（未採用又は販売中止された）
薬剤耐性（AMR）対策上有用な感染症の予防・診断・治療法に関する我が国への導入・再導
入の検討に資する研究の実施



薬剤耐性（AMR）対策上有用と考えられる既存の抗微生物薬の有効性を温存するための使
用規制に関する研究の推進



治療法の組合せ、高用量治療等の既存の治療法の改善による薬剤耐性感染症（ARI）の治
療に関する研究の実施



「抗菌薬適正使用システム（仮称）」の開発及び薬剤師の活用に関する調査研究の実施（戦
略 4.1 再掲）



世界保健機関（WHO）が抗菌薬適正使用（AMS）の指標として推奨している AWaRe 分類に
基づく日本の評価及び AWaRe 分類を用いた抗菌薬適正支援チーム（AST）や外来処方の
取組の研究の実施

関係府省庁・機関
厚生労働省、国立感染症研究所、国立国際医療研究センター

評価指標
・ 前述の取組に関連する調査研究の実施状況

薬剤耐性（AMR）対策アクションプラン（2023-2027） | 73