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参考資料3-2 (67 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32513.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第74回 4/12)《厚生労働省》
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方針


ゲノム解析等に基づいた薬剤耐性(AMR)の発生・伝播機序の解明に向けた研究を推進する。



薬剤耐性微生物(ARO)の分離株の保存を推進し、国立感染症研究所の「薬剤耐性菌バンク
(JARBB)」及び薬剤耐性(AMR)を含むゲノムデータベースを活用することで、ゲノム情報に基づく
動向調査を推進し、薬剤耐性(AMR)の発生・伝播機序の解明や創薬に役立てる。



農林水産分野においては、動物医薬品検査所において開発したゲノムデータベース(J-VEG)を
運用し、国立感染症研究所の薬剤耐性(AMR)ゲノムデータベース(GenEpid-J) 、「薬剤耐性菌バ
ンク(JARBB)」と連携して薬剤耐性(AMR)対策に役立てる。



薬剤耐性感染症(ARI)が健康、社会、経済等に与える影響の具体的推計に必要な調査研究を実
施する。その結果について、できる限りわかりやすく公表するとともに、啓発・教育活動に活用する。

取組
■ 薬剤耐性(AMR)の発生・伝播に関する研究の推進


薬剤耐性(AMR)の発生・伝播機序や薬剤耐性微生物・遺伝子(ARO・ARG)の伝播過程、
一般社会や環境中における薬剤耐性微生物・遺伝子(ARO・ARG)の広がりや相互作用等
の生態系解明に向けた研究の推進(戦略 2.1 と連携)



産・学・医療で利用可能な「薬剤耐性菌バンク(JARBB) 」での分離株保存の推進(戦略 2.4、
戦略 5.4 と連携)



「薬剤耐性菌バンク(JARBB) 」104を利用した病原体動向調査及び薬剤耐性(AMR)の発生・
伝播機序の解明、創薬等の研究開発の推進及び国内外における分離株のゲノム情報(デ
ータ)の収集(薬剤耐性菌サーベイランス(JARBS))



世界保健機関(WHO)と連携した、大腸菌を用いたワンヘルス薬剤耐性(AMR)サーベランス
(三輪車サーベイランス)105の研究の推進



薬剤耐性微生物(ARO)の菌株と臨床情報を一括管理するシステム構築及び活用するため
の研究の推進



ゲノムデータベース(J-VEG)を活用した薬剤耐性(AMR)のヒト及び動物間の伝播過程の関
連性に関する研究の推進



畜水産、獣医療等における薬剤耐性(AMR)の発生・伝播機序及び危害要因(CCP)の特定
に関する研究の実施



下水中の抗微生物薬や薬剤耐性微生物(ARO)が環境に及ぼす影響に関する研究の実施

104

薬剤耐性(AMR)ゲノムデータベースを含む。
世界保健機関(WHO)によって開発された多分野統合型のサーベイランスプロトコールに基づき、ヒト、動物、環境におけ
る基質拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生大腸菌を標的とするサーベイランス
105

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 67