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参考資料3-2 (90 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32513.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第74回 4/12)《厚生労働省》 |
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6.
2027 年までに人口千人当たりの一日抗菌薬使用量156を 2020 年の水準から 15%減少させる。
7.
2027 年までに経口第3世代セファロスポリン系薬、経口フルオロキノロン系薬、経口マクロライド系
薬の人口千人当たりの一日使用量157を 2020 年の水準からそれぞれ経口第3世代セファロスポリ
ン系薬は 40%、経口フルオロキノロン系薬は 30%、経口マクロライド系薬は 25%削減する。
8.
2027 年までに人口千人当たりのカルバペネム系の一日静注抗菌薬使用量158を 2020 年の水準
から 20%削減する。
補足 抗菌薬使用量の目標値は、適正に抗菌薬を使用することで患者予後を改善し、不必要な抗菌
薬を削減することで、薬剤耐性への影響を最小限にすることにつながる。
* 抗菌薬使用量の予測は、2013 年から 2019 年までのレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)データを元に、
人口 1000 人当たり1日当たり使用量を算出し、ポアソン回帰で将来の抗菌薬使用量を予測した。予測の際に 2016 から 2019
年の薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響のみを変数として投入し、2027 年までの数値を算出した。
2021 年から 2027 年までと長期間の予測であるため、結果は参考値として考慮
156
2020 年の日本の一日抗菌薬使用量は、1000 人当たり 10.4 と推計されており、欧州との比較においては、比較的少ない
(図1)。人口千人当たりの一日抗菌薬使用量の使用量は、2019 年 13.1 DID、2020 年 10.4 DID である。2013 年から 2019
年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年の予測値は 9.0 DID
である。本アクションプランにて上気道炎に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から更に毎年約 0.3%加速
されることを加味し、目標値を 15%減少(8.85 DID)と設定する。
157
人口千人当たりの一日経口第3世代セファロスポリン系薬使用量の使用量は、2019 年 2.72 DID、2020 年 1.93 DID であ
る。2013 年から 2019 年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年
の予測値は 1.24 DID である。本アクションプランにて上気道炎に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から
更に毎年約 0.8%加速されることを加味し、目標値を 40%減少(1.16 DID)と設定する。
人口千人当たりの一日経口フルオロキノロン系抗菌薬使用量の使用量は、2019 年 2.46 DID、2020 年 1.76 DID である。
2013 年から 2019 年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年の
予測値は 1.32 DID である。本アクションプランにて上気道炎に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から更
に毎年約 1%加速されることを加味し、目標値を 30%減少(1.23 DID)と設定する。
人口千人当たりの一日経口マクロライド系抗菌薬使用量の使用量は、2019 年 4.37 DID、2020 年 3.30 DID である。2013 年
から 2019 年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年の予測値は
2.49 DID である。本アクションプランにて上気道炎に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から更に毎年約
0.1%加速されることを加味し、目標値を 2.48 DID(25%減少)と設定する。
158
人口千人当たりの一日カルバペネム系静脈抗菌薬使用量の使用量は、2019 年 0.063 DID、2020 年 0.058 DID である。
2013 年から 2019 年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年の
予測値は 0.05 DID である。本アクションプランにて病院に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から更に毎
年約 1.5%加速されることを加味し、目標値を 20%減少(0.046 DID)と設定する。
薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 90
2027 年までに人口千人当たりの一日抗菌薬使用量156を 2020 年の水準から 15%減少させる。
7.
2027 年までに経口第3世代セファロスポリン系薬、経口フルオロキノロン系薬、経口マクロライド系
薬の人口千人当たりの一日使用量157を 2020 年の水準からそれぞれ経口第3世代セファロスポリ
ン系薬は 40%、経口フルオロキノロン系薬は 30%、経口マクロライド系薬は 25%削減する。
8.
2027 年までに人口千人当たりのカルバペネム系の一日静注抗菌薬使用量158を 2020 年の水準
から 20%削減する。
補足 抗菌薬使用量の目標値は、適正に抗菌薬を使用することで患者予後を改善し、不必要な抗菌
薬を削減することで、薬剤耐性への影響を最小限にすることにつながる。
* 抗菌薬使用量の予測は、2013 年から 2019 年までのレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)データを元に、
人口 1000 人当たり1日当たり使用量を算出し、ポアソン回帰で将来の抗菌薬使用量を予測した。予測の際に 2016 から 2019
年の薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響のみを変数として投入し、2027 年までの数値を算出した。
2021 年から 2027 年までと長期間の予測であるため、結果は参考値として考慮
156
2020 年の日本の一日抗菌薬使用量は、1000 人当たり 10.4 と推計されており、欧州との比較においては、比較的少ない
(図1)。人口千人当たりの一日抗菌薬使用量の使用量は、2019 年 13.1 DID、2020 年 10.4 DID である。2013 年から 2019
年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年の予測値は 9.0 DID
である。本アクションプランにて上気道炎に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から更に毎年約 0.3%加速
されることを加味し、目標値を 15%減少(8.85 DID)と設定する。
157
人口千人当たりの一日経口第3世代セファロスポリン系薬使用量の使用量は、2019 年 2.72 DID、2020 年 1.93 DID であ
る。2013 年から 2019 年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年
の予測値は 1.24 DID である。本アクションプランにて上気道炎に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から
更に毎年約 0.8%加速されることを加味し、目標値を 40%減少(1.16 DID)と設定する。
人口千人当たりの一日経口フルオロキノロン系抗菌薬使用量の使用量は、2019 年 2.46 DID、2020 年 1.76 DID である。
2013 年から 2019 年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年の
予測値は 1.32 DID である。本アクションプランにて上気道炎に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から更
に毎年約 1%加速されることを加味し、目標値を 30%減少(1.23 DID)と設定する。
人口千人当たりの一日経口マクロライド系抗菌薬使用量の使用量は、2019 年 4.37 DID、2020 年 3.30 DID である。2013 年
から 2019 年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年の予測値は
2.49 DID である。本アクションプランにて上気道炎に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から更に毎年約
0.1%加速されることを加味し、目標値を 2.48 DID(25%減少)と設定する。
158
人口千人当たりの一日カルバペネム系静脈抗菌薬使用量の使用量は、2019 年 0.063 DID、2020 年 0.058 DID である。
2013 年から 2019 年までのデータを元に、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)の影響を考慮した 2027 年の
予測値は 0.05 DID である。本アクションプランにて病院に対する抗菌薬適正使用(AMS)の推進により、2020 年から更に毎
年約 1.5%加速されることを加味し、目標値を 20%減少(0.046 DID)と設定する。
薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 90