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参考資料3-2 (63 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32513.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第74回 4/12)《厚生労働省》
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方針





国際獣疫事務局(WOAH)やコーデックス委員会の国際基準で定められているリスクアナリシス
(リスク分析)の考え方に沿って、食品安全委員会が行う薬剤耐性菌の食品を介したヒトの健康へ
の影響に関するリスク評価結果を踏まえ、引き続き、リスクの程度に応じたリスク管理措置を策定し、
適確に実施する。
獣医師による動物用抗菌剤の慎重使用に必要な手法等を整備・充実する。
養殖水産動物用の動物用抗菌剤を使用する際の、専門家の関与の充実・強化等を検討・実施
する。

取組
■ 動物用抗菌性物質の使用による薬剤耐性の食品を介したヒトへの健康影響に関するリ
スク評価・リスク管理の推進


食品安全委員会によるリスク評価結果を踏まえた、リスク管理措置策定指針に基づくリスク管
理措置の策定及び適確な実施(承認・指定の取消し、一時使用禁止、使用できる家畜の範
囲や期間の縮小、動向調査の強化等)



薬剤耐性菌に関する食品健康影響評価の適切な推進、食品健康影響評価の手法及び必
要な事項を定めた「家畜等への抗菌性物質の使用により選択される薬剤耐性菌の食品健康
影響評価に関する評価指針」及び食品健康影響評価を行うためのヒト用抗菌薬の医療にお
ける重要度のランク付けである「食品を介してヒトの健康に影響を及ぼす細菌に対する抗菌
性物質の重要度ランク付けについて」の必要に応じた見直し



動物用抗菌剤及び抗菌性飼料添加物のリスク管理措置策定指針の必要に応じた見直し

■ 動物用抗菌性物質の適正使用体制の整備


「動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM)」による、獣医療におけるヒト用抗菌薬及び動物
用抗菌性物質の使用総量の把握・分析



適切な動物用抗菌性物質使用量単位に基づく畜種ごとの動物用抗菌性物質の使用量
(AMU)の算出及び国際比較の実施



農場ごとの抗菌剤の使用実態を把握し、獣医師の投薬指導等に活用できるシステムの構築

■ 動物用抗菌性物質の慎重使用徹底のための体制の強化


動物用抗菌剤の慎重使用を推進するため、「畜産物生産における動物用抗菌性物質製剤
の慎重使用に関する基本的な考え方について」、「水産用医薬品の適正使用等に関する指
導について」、「愛玩動物における抗菌薬の慎重使用の手引き」等の獣医師・生産者等に対
する一層の遵守・指導の徹底及び獣医師、生産者、愛玩動物の飼い主等向け普及・啓発ツ
ール(パンフレット、リーフレット等)の内容の充実



抗菌性飼料添加物の適正使用に関する生産者・飼料製造業者向けリーフレットの作成

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 63