よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1 難聴への対応に関する省内連絡会議について (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00063.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第136回 6/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

使用を推進するために、補聴器販売者の技能向上研修事業を実施しております。
この事業では、先ほど先生から御説明ありましたように、基礎的な向上研修を三時
間程度実施するとともに、その中で次のステップとなる専門的な資格である認定補聴
器技能者の養成制度について御案内しております。平成二十八年度から毎年実施して
まいりましたが、その後、次のステップである認定補聴器技能者の講習を受講し、認
定試験に合格する者も毎年増えてきていると承知しております。現在、累計で四千三
百名の方が登録されていると承知しております。
我々が実施しています基礎的技能研修でございますけれども、令和二年度からは、
コロナ禍でも受講しやすいようオンラインによる研修も進めているところでござい
まして、今後も着実に実施し、補聴器の販売業のきちっとした運営に資するように努
力していきたいと考えております。
○國重分科員 是非しっかりとした取組をよろしくお願いします。
そして、先ほど、ちょっと付加して説明したいと思うんですけれども、ネット上の
誹謗中傷のことについて、私、この場で瞬発的に話をしました。ちょっと言葉足らず
のことがあったので、もう少し追加して説明させていただきますと、プロバイダー事
業者は、例えば、ある人が誹謗中傷の書き込みをしようとした場合に、あなたのもの
はこれはちょっと誹謗中傷のコメントに当たり得ますよというようなことを、注意書
きでぱっと出るようなシステムになっているところもあります。そういうことをして
いるプロバイダー事業者もあります。
だから、私は、例えば、音楽とかを聞く際に、アプリとかの中で、余り、一時間以
上大きな音で聞くと少し危ないですよとか、何らかの注意喚起をするような、そうい
った表示を例えばするとか、もちろん事業者も商売がありますので、それとの関係は
ありますけれども、うまくそういったことも連携していただきたいというふうに思い
ます。
次の質問に入ります。
私とのこれまでの質疑のやり取りを踏まえて、聴覚障害者だけではなくて、聞こえ
づらいと感じている難聴者も含めた実態の把握をするために、厚労省には、平成二十
八年十二月実施の生活のしづらさなどに関する調査において、新たに細分化した設問
を追加していただきました。一歩前進の取組と評価しておりますし、感謝をしており
ます。ありがとうございます。
その上で、この追加項目だけで果たして実際に実態を正確に把握できるんだろうか
という疑問を持っております。難しいんじゃないかというのが正直な感想であります。
まず、設問項目については、これからの課題解決を見据えて、関係部局の意見を踏
まえた設問にブラッシュアップをする必要があると考えます。
また、そもそもこの調査は、障害者手帳をお持ちの方に加えて、長引く病気やけが
などによって日常生活のしづらさが生じている方を調査対象に行っているものであ
って、対象者がかなり絞られています。これとは別に、より広く、国民生活基礎調査
のような基幹調査も行うべきじゃないでしょうか。
実態把握の精度が向上するような取組を是非進めていただきたいと思いますが、こ
6