総-2○在宅について(その1) (160 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00196.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第549回 7/12)《厚生労働省》 |
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【事例】リハビリテーション・口腔・栄養の連携(認知症・在宅)意見交換
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82歳
男性
認知症による摂食・嚥下機能の低下や食事量のムラ・嗜好の偏りに多職種で対応
要介護度3
<主病名>アルツハイマー型認知症
悪性リンパ腫
脳梗塞後
<ADL>歩行は要介助、食事と排泄は自立
<経過>数年前から食事量が減り、むせるようになった。誤嚥性肺炎にて3か月間入院治療。退院後、訪問診療開始。
<嚥下状態>嚥下障害で特に水分での誤嚥兆候が強い
<口腔状態>口腔内清掃状態不良
<食形態>介入時:全粥、軟菜食、水分とろみなし(入院時:全粥、ソフト食、水分薄とろみ)
診療所
リハ(言語聴覚士)
・医師の指示のもと嚥下機能評価を
行い、適切な食事形態を検討
・嚥下訓練
同日
訪問
栄養(管理栄養士)
・家族への食事形態に合わせた調理
やとろみ付けの指導
・嗜好に合ったメニューの提案
連携・情報共有※
介入時
(一口大に切ると
「嫌だ」と拒否)
全粥
(唾液で後半は離水する)
<身体状況> 身長:160cm 体重:51kg
<血液データ> Alb 3.1g/dL TP 5.8g/dL
<摂取栄養量> エネルギー:500kcal
たんぱく質:15g
※訪問診療、訪問看護、訪問リハ(PT・OT)とも連携・情報共有
水分濃いとろみ
主食:ミキサー粥、粥ゼリー
副菜:市販介護食品の検討
水分:とろみの調整
ハンバーグ
・訪問歯科診療
・咀嚼などの口腔機能の管理
(学会分類コード2-1)
状況に合わせて
調整
(むせる)
口腔(歯科医師、歯科衛生士)
半年後
(学会分類コード4)
水分とろみなし
歯科診療所
ケアマネ経由
で依頼
市販介護食
1品
そうめんが
食べたい!
診察時でも
STリハビリ時でも
言われ…
そうめんをミキサーにかけ
ゲル化剤で作成
食感はゼリー
粥ゼリー
(大好きなお餅に見た目を工夫)
<身体状況> 身長:160cm 体重:54kg
<血液データ> Alb 3.7g/dL TP 6.7g/dL
<摂取栄養量> エネルギー:1500kcal
たんぱく質:55g
そうめんゼリーを作成
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