令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(2) (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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我が国の医療保険制度の特徴と課題
我が国の医療保険制度の特徴
フリーアクセス
国民皆保険
自由開業医制
患者側
出来高払い
医療機関側
○ 患者負担が低く、コストを抑制するインセンティブ
が生じにくい構造
○ 誰もがどんな医療機関・医療技術にもアクセス可能
○ 患者数や診療行為数が増加するほど収入増
○ 患者と医療機関側との情報の非対称性が存在
社会構造の変化
供給サイドの増加に応じて
医療費の増大を招きやすい構造
○ 高齢化の進展による受給者の増加や疾病構造の変化
○ 少子化の進展による「支え手(現役世代)」の減少
○ イノベーション等による医療の高度化・高額化の進展
国民皆保険を維持しつつ、制度の持続可能性を確保していくための医療・介護制度改革の視点
保険給付の効率的な提供
○ 公定価格の適正化
○ 医療・介護提供体制の改革
○ 医療DXの推進
保険給付範囲の在り方の見直し
高齢化・人口減少下での
負担の公平化
○ 「大きなリスクは共助、小さなリスクは
自助」の原則の徹底
○ 高度・高額な医療技術や医薬品への対応
○ 年齢ではなく能力に応じた負担
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