令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(2) (85 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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○ 障害福祉サービス等は業界全体として、コロナ禍においても一貫して収益が拡大している。障害福祉サービス等事業所を行っている
社会福祉法人について見ると、事業者当たりの収益は増加傾向にあり、また、内部留保についても収益の増加に伴って積み上がって
いる状況。内部留保の割合も全産業・中小企業等と比べても高い水準。
◆主に障害福祉サービス等事業所を行っている社会福祉法人の収益(サービス活動収益)
◆障害福祉サービス等全体の収益相当額の推移
(2013年を100とした場合)
(単位 百万円)
210
全法人平均
障害福祉サービス
200
2020年度
2021年度
2022年度
498
508
517
(出所)(独)福祉医療機構「社会福祉法人の財務諸表等電子開示システム」を基に分析
190
◆主に障害福祉サービス等事業所を行っている社会福祉法人の内部留保 (単位 百万円)
180
事業規模
2020年度
2021年度
2022年度
170
全法人平均
390
409
420
160
~5億円
160
165
167
150
5億~10億円
584
610
612
10億円~
1,473
1,493
1,540
140
(出所)(独)福祉医療機構「社会福祉法人の財務諸表等電子開示システム」を基に分析
(注)純資産の部に計上されている「次期繰越活動増減差額」を使用
介護サービス
130
◆総資本における内部留保の割合
120
全産業
110
中小企業
100
90
サービス業
'13
'14
'15
'16
'17
'18
'19
(出所)厚生労働省「令和4年度介護事業経営概況調査」、財務省「法人企業統計」
(注)障害福祉サービスは国保連データの給付額、介護サービスは介護事業経営概況調査の給付額、
その他産業は法人企業統計の売上額(年度)
'20
'21
'22
2020年度
2021年度
2022年度
全産業
26.5%
26.6%
27.4%
中小企業
26.8%
26.2%
26.6%
うちサービス業
24.1%
22.4%
22.5%
障害福祉サービス
等事業者
(社会福祉法人)
37.4%
38.0%
38.6%
(出所)(独)福祉医療機構「社会福祉法人の財務諸表等電子開示システム」を基に分析、財務省「法人企業統計」
(注)障害福祉サービス等事業者(社会福祉法人)以外の内部留保の割合は「利益剰余金」を用いて計算
【改革の方向性】(案)
○ 報酬改定においては、障害福祉サービス等事業者の安定した収益状況や、積み上がった内部留保の活用を考慮すべき。
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