令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(2) (71 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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処遇改善加算の活用
○ 2022年10月の臨時報酬改定で創設された「介護職員等ベースアップ等支援加算」は約9割の事業所で取得されている。
○ 同加算を取得した事業所においては、介護職員(月給・常勤の者)の平均給与額は1年間で5.8%増(月額+17,490円)と、同加算
(3%増(月額平均+9,000円相当))を大きく上回る賃上げが実施されている。
○ また、同加算の直接の対象でないその他の職員についても賃上げ(+3.6%~5.1%)が実施されている。
○ 今後も継続的に介護従事者の賃上げ状況を調査・分析していく必要がある。
2022年度介護従事者処遇状況等調査結果
※ 厚生労働省 介護給付費分科会資料(令和5年9月8日)をベースに財務省で作成
【介護職員等ベースアップ等支援加算取得事業所】
○ 介護従事者等の平均給与額の状況(月給・常勤の者、職種別)
令和3年12月
介護職員
看護職員
生活相談員・支援相談員
理学療法士、作業療法士、
言語聴覚士又は機能訓練指導員
介護支援専門員
事務職員
調理員
管理栄養士・栄養士
(単位:円)
令和4年12月
差
(令和4年-令和3年)
300,740
354,790
326,640
318,230
372,970
342,810
17,490
18,180
16,170
(+5.8%)
(+5.1%)
(+5.0%)
342,740
355,060
12,320
(+3.6%)
347,950
295,720
249,740
301,460
362,700
308,430
262,540
316,820
14,750 (+4.2%)
12,710 (+4.3%)
12,800 (+5.1%)
15,360 (+5.1%)
注1)令和3年12月31日と令和4年12月31日ともに在籍している者の平均給与額を比較している。
注2)平均給与額は基本給(月額)+手当+一時金(1~12月支給金額の1/12)
注3)平均給与額は10円未満を四捨五入している。
【改革の方向性】(案)
○ 賃上げの呼び水として処遇改善加算を活用し、経営改善や生産性向上の取組を通じた成果とあわせ、従業員の賃金に適切に還元すべき。
○ 賃上げ状況の継続的な調査・分析を行えるよう、処遇改善加算取得に当たって、職種別の給与等の報告を要件とすることを検討すべき。