令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(2) (43 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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資料Ⅱ-1-43
○ 薬剤使用量の増加や新規医薬品の保険収載等により、薬剤費総額は年2%程度増加。高齢化の進展に伴い、さらなる薬剤費の
増加が見込まれる中、毎年薬価改定を着実に実施していく必要。その下で、国民皆保険の持続可能性確保とイノベーションの推進を
両立させる配分の見直し等を行う必要。
これまでに取り組んできた主な事項
医薬品を取り巻く環境
◆薬剤費の動向(2010年比(%))
140.0
130.0
120.0
110.0
100.0
90.0
C型肝炎治療薬による
一時的な伸び
実際の薬剤費総額(国民
医療費ベース)の伸び
平均伸び率+2.0%(注)
107.1 107.7
100.0 98.9
100.0 99.0
7.9兆円
121.3
113.6
112.3
101.5
94.0
103.7
94.0
107.1 107.9
91.5 91.5
80.0
70.0
60.0
117.0
120.1
2021年以降の薬剤費総額は推計値
(125.7 )
(124.1 )
121.6 121.3
116.6
110.1 110.2 110.3
106.5 109.0
111.0
113.3
名目GDPの伸び
平均伸び率+1.0%
86.4
86.4
既存薬価の改定率(薬剤費ベース)
平均下落率▲3.3%
79.9
78.0
74.6
71.5
66.7
64.7
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
◆薬剤費の構成(医薬品の市場規模・品目数)
0.7 兆円
(6%)
自己負担の在り方
の見直し
長期収載品
【約1,700品目】
新薬創出等加算対象以外の
先発品
【約1,800品目】
(32%)
1.9 兆円
(18%)
2.8 兆円
(27%)
○ 毎年薬価改定の着実な実施
○ 安定供給確保に向けた取組
・ 少量多品目生産といった構造的課題を解消する観点
から総合的な検討を行う中で、流通実態を踏まえつ
つ、薬価の在り方を検討
3.4 兆円
計約10.4兆円
【約19,400品目】
今後の主な改革の方向性
イノベーションの
適切な評価
新薬創出等加算対象
【約600品目】
1.7 兆円
(16%)
○ 足下の供給不安に対する取組
・ 供給量の増加、需要の適正化、配分の適正化を要請
・ 供給不安が生じている医療上必要性の高い医薬品の
増産に対する支援
○ イノベーションの推進
・ 保険収載時を始めとするイノベーションの適切な評
価など
・ 医療保険財政の中で、こうしたイノベーションを推
進するため、長期収載品等の自己負担の在り方の見
直しを併せて進める
その他【約4,700品目】
後発品
【約10,500品目】
○ 薬価制度の抜本改革
・ 革新性・有用性に着目した新薬創出等加算の見直し、
費用対効果評価制度の本格的導入等
・ 毎年薬価改定の実現
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