令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(2) (94 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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○ 生活介護の収差率は全サービス平均よりも高く、特に営利法人の収支差率は高い水準となっている。この点、営利法人の経費を見
ると、社会福祉法人と比べ、非常勤職員や、勤続年数が低い職員を雇うことで、給与費が低く抑えられている。
○ 生活介護の報酬は、営業時間で設定され、利用者ごとのサービスの利用時間が考慮されていない。営業時間を見ると、大宗の9
割強の事業所は6時間以上の営業時間であり減算の適用はされていない一方で、利用時間を見ると約3割の事業所は6時間未満
となっており、短いサービス提供時間で高い報酬を得ている可能性がある。
◆生活介護の収支差率
◆収支差率の内訳
社会福
祉法人
営利
法人
営業時間
基本報酬
収入
100.0%
100.0%
6時間以上
546単位
支出
91.6%
83.2%
うち給与費
66.3%
56.8%
4~6時間
30%減算
うち特別費用
(本部への繰入)
3.9%
0.2%
4時間未満
50%減算
収支差
8.4%
令和3年度
全体
8.3%
うち営利法人
16.8%
うち社会福祉法人
8.4%
全サービス平均
5.1%
(注) 収支差は事業収入から事業支出を控除したもの
であり、収支差率は収支差を事業収入に除したものである。
営利法人
非常勤
71.9%
0%
10
46.8%
50%
26.4%
(出所)令和4年度障害福祉サービス等報酬改定検証調査
100%
5
(単位:年)
3.7
0
社会福祉法人
基本報酬
8時間以上9時間未満
1,339単位
7時間以上8時間未満
1,288単位
6時間以上7時間未満
1,150単位
5時間以上6時間未満
1,113単位
4時間以上5時間未満
682単位
3時間以上4時間未満
651単位
3時間未満
評価なし
◆営業時間・利用時間の割合
6時間以上の
事業所が9割強
9.2
サービス提供時間
(注)地域密着型(利用定員18人以下)、要介護度5の場合
◆生活介護に従事する職員の平均勤続年数
無回答
52.5%
社会福祉法人
16.8%
◆通所介護の報酬設定
(注)20人以下で、区分2以下の場合
(出所)令和4年度障害福祉サービス等経営概況調査
◆生活介護に従事する職員の就業形態
常勤
◆生活介護の報酬設定
【営業時間】
9時間以上,
6時間未満の
事業所が約3割
8時間以上
24.2%
8時間以上,
6時間未満,
12.8%
9時間未満,
【利用時間】
6時間以上8
11.6%
26.7%
時間未満,
60.8%
営利法人
7時間以上
8時間未満,
23.2%
6時間以上7
時間以上,
38.4%
(出所)令和元年度障害福祉サービス等報酬改定検証調査
(出所)令和4年度障害福祉サービス等報酬改定検証調査
【改革の方向性】(案)
○ 報酬改定において、営業時間ではなく、サービス利用時間に応じた報酬体系への見直しを行うとともに、サービスの質を適正に評価す
る報酬体系への見直しを行うべき。
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