令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(2) (41 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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資料Ⅱ-1-41
○ 調剤基本料は、薬局の運営維持に要するコストを、処方せんの集中率と受付回数の側面を含めた効率性の観点も含め、経営の実態を踏まえ
て評価したもの。実際に集中率が高い薬局は備蓄している医薬品目数が少ない傾向にあり、その点においては集中率の低い薬局に比べ低コスト。
なお、いわゆる敷地内薬局については、誘致が過熱するなどの課題が生じている。
○ 令和2年度診療報酬(調剤報酬)改定では、一部の処方せん集中率が高い薬局を調剤基本料2や調剤基本料3イの対象とする見直し
を行っているが、その影響は極めて限定的であり、見直しは不十分である。
○ 予算執行調査によれば、処方せん集中率が高い薬局であっても、集中率が低く小規模な薬局と同様に調剤基本料1が算定されている。
◆調剤基本料の構造
100
処方せん 95
集中率
85
(%)
70
令和元年度調査(前回)
調剤基本料2
26点
調剤基本料1
1,790薬局(84%)
うち処方せん
集中率85%超
651薬局(36%)
調剤基本料1
42点
4,000
1,800 2,000
処方せん
令和4年度
受付回数
診療報酬改定
(回/月)
調剤基本料3ロ
調剤基本料3イ
16点
21点
(2)大型チェーン薬局
100
処方せん
95
集中率
85
(%)
◆調剤基本料区分別の薬局数
調剤基本料1
42点
調剤基本料3ハ
32点
又は 調剤基本料2
3.5 4
万回 万回
令和5年度調査(今回)
26点
40万回
グループ全体の
処方せん受付回数
又は
又は店舗数
300店舗以上
備蓄医薬品目数平均
95%超
1,249品目(n=55)
95%以下85%超
1,294品目(n=140)
85%以下70%超
1,427品目(n=188)
70%以下
1,587品目(n=419)
基本料2
基本料3ロ
56薬局(3%) 154薬局(7%)
基本料3イ
119薬局(6%)
調剤基本料1
基本料3ハ
1,461薬局(71%)
326薬局(16%)
うち処方せん
集中率85%超
528薬局(36%)
基本料3ロ
基本料2
37薬局(2%) 112薬局(5%)
◆地域支援体制加算1又は2を算定している薬局の
処方せん集中率と備蓄医薬品目数
処方せん集中率
基本料3イ
132薬局(6%)
※敷地内薬局における平均備蓄医薬品数は1,169品目(2023年7月中医協資料)
処方せん集中率
(1)大型チェーン薬局以外
令和2年度
診療報酬改定
◆調剤基本料1を算定している薬局
(処方せん集中率・受付回数別)
n=1,461
100%
90%
80%
70%
平均66%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
平均965回/月
0%
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
【改革の方向性】(案)
○ 経営の実態も踏まえながら、処方せん集中率が高い薬局等における調剤基本料1
の適用範囲等を見直す。
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