資料2-1 医療機器基本計画に関する各省における取り組みの状況について (28 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38515.html |
出典情報 | 国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する検討会(第4回 3/12)《厚生労働省》 |
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(令和5年度予算 297,777千円)
開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業
実施課題例(2017~2023年度)
○開発途上国・新興国等におけるニーズを十分に踏まえた医
療機器・医療機器プログラム等の開発するために、バイオ
デザイン等のデザインアプローチを採用し、医療現場にお
ける具体的な医療機器へのニーズの把握から試作品作製、
薬事申請に至るまでの研究開発を実施。
• 2017年から12件のプロジェクトを実施。内、ベトナム、
インドネシアにてそれぞれ1件ずつ現地認可を取得。
研究課題事例1:メロディ・インターナショナル株式会社
(2022~2024年度)
【事業イメージ】
周産期死亡低減を目指したモバイル型SNS連動胎児モニターの開発
アフリカのタンザニアにおける未電化、専門医
不足の地域など、従来型胎児モニタリング設
備・機器を導入することが困難な環境下におい
ても有効に活用できるポータブル形式の胎児モ
ニターの開発・普及を通して、周産期医療の向
上に資する。
研究課題事例2:タウンズ株式会社 (2023~2025年度)
結核の治療モニタリングに対する抗原検査システムの開発
世界的課題である多剤耐性結核の根絶に
向け、検査環境に合わせ、培養検査と同
性能で、場所を選ばず、迅速な抗原検査
による適切な治療モニタリング(体内結
核菌量の経過観察)で、効果的治療の実
現を目指す。
その他、ベトナム、タイ等において10件の研究課題を実施
【製品化事例:2022年度 インドネシア現地認可取得】
日本光電工業株式会社(2017年~2019年度)
【安全なバッグ換気のモニタ】
心肺蘇生時に適切に空気を送り込むバッグ
換気手技の教育を受けていない途上国・新
興国において、簡易且つ直感的に正確な
バッグ換気ができるデバイスが開発された。
新生児死亡率の改善を目指している。
【製品化事例:2023年度 ベトナム現地認可取得】
OUI Inc.(2021年~2023年度)
【スマートアイカメラを用いた予防可能な失明と視力障害
の根絶方法開発】
高価且つ高性能な眼科医療機器がなく、眼科医療へのアク
セスが困難な環境にある患者に対して、スマートフォンへ
装着可能な眼科医療機器(スマートアイカメラ)を製品化
したことにより眼科診療への提供を実現した。予防可能な
失明と視力障害の根絶を目指して事業拡大中である。
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