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資料12 デジタルライフライン全国総合整備計画(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/kaigi7/gijishidai7.html
出典情報 デジタル行財政改革会議(第7回 6/18)《内閣官房》
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業界内で共通して用いられるデータの収集・保存・処理の効率化、データベー
ス開発の正確性及び効率性の向上、アプリケーションの保守コストの低減等、デ
ータの効率的な利活用のためには、共通データモデルの設計が重要である。デー
タモデルを構成するエンティティの独立性を高め、整合性のあるデータ構造を実
現するためには、エコシステムの目的を明確にし、流通が想定されるデータを洗
い出し、正規化されたエンティティ及び属性並びにそれらの関係性について業界
関係者と合意することで、必要最小限の共通データモデルを設計することが可能
となり、実装につながる。業界横断でデータモデリングが可能な場合において
は、共通データモデルを上記プロセスで設計することで、より低コストでの業界
間のデータ流通が可能となる。
(共通識別子)
異なる表現形式で属性情報を有し、業界やシステムを横断して存在するデータ
を効率的に検索及び統合するためには、共通識別子を整備し、探索空間を圧縮す
ることが重要である。
デジタルライフラインの整備においては、例えば位置情報を含むデータの蓄積
及び伝達が必要になる場合が考えられるが、それらを収集・取得、管理、検索及
び統合するシステム(以下「空間情報システム」という。)を新たに開発し、公
益デジタルプラットフォーム運営事業者が運用・保守する場合は、IPA が発行す
る「4次元時空間情報基盤アーキテクチャガイドライン」の考え方に沿う形で
「空間 ID」を共通識別子として開発を行うことを基本とする。
また、各行政機関等が有する公的な情報提供を行うシステムと公益デジタルプ
ラットフォーム運営事業者(後述)が運用・保守する空間情報システムの連携に
当たっては、公益デジタルプラットフォーム運営事業者が各行政機関と連携して
空間 ID の変換機能の実装を行うことを基本とし、他の事業者も活用可能な方法
で空間情報の整備を行う。また、共通識別子の更なる展開によるデータ連携の効
率化のため、各行政機関等が有する公的な情報提供を行うシステムであって、空
間情報システムが連携しているものの改修を行う際には、空間 ID の有効性が確
認された場合に、必要に応じて当該変換機能の実装を行うことを検討する。

3.3.2 節 データ連携システム
(定義)
運用及び管理を行う者が異なる複数のシステム連携を円滑に行うための効率的
なデータ流通、処理、利用等に関する機能(以下「データ流通機能」という。)
及び当該連携を行うために複数のシステムに共通して必要な機能(以下「連携サ
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