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資料12 デジタルライフライン全国総合整備計画(案) (40 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/kaigi7/gijishidai7.html
出典情報 デジタル行財政改革会議(第7回 6/18)《内閣官房》
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構築した上で、そのデータを元に自動運転サービス支援道の走行環境のデジタル
ツインを促し、必要な情報が自動運転車開発事業者に共有される、あるいは、安
全性が向上した走行環境において自動運転車の走行回数が増加すること等が考え
られる。
このように、自動運転サービス支援道は、自動運転車の社会実装に必要な技術
の開発と、それを使った安全性の向上や事業の安定化・拡大をつなぐ重要な社会
インフラとしての役割が期待される。
(自動運転サービス支援道の構成要素)
2024 年度より、上記を達成するために、特に以下に示す設備の整備を進める。
(イ) 路側のカメラ、LiDAR 等の設置
(1)高速道路:合流・車線変更支援、先読み情報を提供するために必要なイ
ンフラ
(2)一般道:交差点や死角発生地点などでの交通円滑化・安全強化に必要な
インフラ
(ロ) 分合流円滑化のための V2X 通信、安定した遠隔監視・運行管理のための
V2N 通信(5G SA(スタンドアローン)等)の通信環境
(ハ) 自動運転に必要な通信の信頼性確保等に必要となるローカル 5G 通信などの
環境
(ニ) 安全かつ円滑に走行するために必要な情報提供システム
(ホ) 車両運行データ等の連携システム
後述(5.3.5 節 先行地域)に記載の地域で実施されるアーリーハーベストプ
ロジェクトや関連する取り組みを中心に設備の整備・検証を進め、関係省庁間で
の連携を強化し、自動運転車の実装に向けて特に以下の項目を中心に議論を加速
する必要がある。
① 自動運転車が安全かつ円滑に走行するために、自動運転車およびコネクテッ
ドカーの位置情報、走行状況、自車の車載カメラ映像や、気象情報、自車以
外のカメラ、LiDAR 等の情報を複数事業者で享受できるような情報提供システ
ムの実装を念頭に置き、アーリーハーベストプロジェクトの中で整備を行
う。
② 路車協調による情報提供システム(高速道路における合流支援・先読み情報
等の提供)の検証を開始し、仕様の策定を目指す。
③ V2X 通信に係る通信規格の検討・策定については、内閣府戦略的イノベージョ
ン創造プログラム(SIP)自動運転において産学官連携で策定した「協調型自
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