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○個別事項(その8)について-4-3 (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00126.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第502回  12/8)《厚生労働省》
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周術期における薬剤師の関与の具体例
○ 術前,術中,術後にわたり薬学的介入を行っている。

術前 外来薬剤師
入院

病棟薬剤師

副作用・アレルギー歴,常用薬・サプリメント確認,既往歴評価,医師への情報提供
術前休薬必要な薬の確認,休薬指導,かかりつけ薬局との連携

術前休薬状況の確認
周術期処方設計(術後感染予防抗菌薬,ステロイドカバー,静脈血栓塞栓症予防,せん妄予防等)
①手術患者の評価
術前評価(副作用・アレルギー歴,出血・血栓リスク)
麻酔記録,手術記録に基づく術中・術後使用薬チェック

表1 手術室専任薬剤師による
医薬品情報提供および提言の受諾状況

②医薬品情報提供

術中 手術室薬剤師

術式ごとに定められた手順書,電子カルテ,患者情報モニター
システムなどを活用し,薬物療法に関する問題点の抽出を行い
文書や口頭で情報提供および提言
医薬品の安全性情報,行政通知,供給状況の伝達と対応協議

③リスクマネジメント
手術室内における医薬品使用状況と適応外使用の確認
適正使用推進,注射ルート管理
医薬品の安全使用のための業務手順書に基づく手順や体制整備

④医薬品の法や規制に基づく管理
麻薬,毒薬,向精神病薬,習慣性医薬品,劇物,特定生物由来製品

⑤注射薬調製
⑥薬品運用の効率化
麻酔薬等セット化,配置薬適正化

⑦副作用,術中イベントのレビューと病棟薬剤師への申し送り

術後
退院

病棟薬剤師

柴田ゆうかほか日病薬誌48(10)1185-1189,2012

術後疼痛・嘔気・せん妄のモニタリングと薬剤提案
術後感染予防管理(抗菌薬の適正化と血糖管理),術前休止薬の再開確認
退院時服薬指導,薬剤管理サマリー作成と転院退院後の医療機関との連携

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