Ⅵ

効果実証

１. 実証目的
本実証では、令和３年度介護報酬改定により３ユニット２人夜勤体制とした事業所における効果
を把握するとともに、テクノロジーを効果的に活用することによる夜勤体制の要件見直し等に向け
た仮説の設定及びその検証を目的とした。
２. 実証テーマおよび調査対象
本実証は、以下の３つのテーマで実施した。
図表 136

実証テーマ

実証テーマおよび調査対象

実証目的

対象事業所

①３ユニット２ ３ユニット２人夜勤を既 ３ユニット ４ヶ所

調査実施
回数
１回

調査票名
・タイムスタデ

人夜勤導入事業 に導入している事業所を ２人夜勤を

ィ調査票（１回

所の夜勤職員の 対象に、夜勤職員が時間帯 既に導入し

あたり夜勤５日

業務内容等に関 別に行っている業務内容 ている事業

分）

する実証

・訪室回数記録

等のデータ収集を行う。

所

②３ユニット２ ３ユニット２人夜勤を導 ３ユニット ３ヶ所

２回（事

調査票（１回あ

人夜勤導入前後 入していない事業所を対 ２人夜勤を

前・事

たり夜勤５日

の夜勤職員の業 象に、現行の構造要件等を 導入してい

後）

分）

務内容等に関す 課した上で、３ユニット２ ない事業所

・職員向け調査

る実証

人夜勤を導入し、導入前後

票

の夜勤職員が時間帯別に

・利用者家族向

行っている業務内容等の

け調査票

データ収集を行う。
③ICT を活用し ３ユニット及び２ユニッ ３ユニット ３ヶ所
た例外的な夜勤 トの事業所を対象に、現行 の事業所
職員体制導入前 の構造要件等によらず、例
後の夜勤職員の 外的な夜勤職員体制を導
業務内容等に関 入し、ICT 等を活用した上
する実証

で、導入前後の夜勤職員が
時間帯別に行っている業

２ユニット 11 ヶ所
の事業所

務内容等のデータ収集を
行う。
※実証テーマ①は実態把握のため１度（５日間）の結果のみ集計
※実証テーマ②・③については、職員の配置人数は最低基準を遵守しながら、緊急時を除き、３ユニット
の事業所は２名、２ユニットの事業所は１名の職員で対応を行う実証（残りの１名は緊急時の対応を行
うサポーターとして勤務）
※実証テーマ③の対象事業所については、原則、見守り支援機器を定員の８割以上導入している事業所
を対象とした。導入している見守り機器の種類はバイタル型が 12 事業所、カメラ型が２事業所。３ユ
ニットの事業所のうち１ヶ所は２ユニットのみでの実証。

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