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(5)認知症グループホームの例外的な夜勤職員体制の取扱いの施行後の状況把握・検証、必要な対応の検討に関する調査研究事業(報告書)(案)[6.5MB] (97 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
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10) ヒアリング調査
実証終了後に実施したヒアリング調査結果は以下の通り。
図表 160
職員とサポーター
の区分け

実証テーマ② 実証調査の状況_本実証による夜勤体制の変更点

 職員の経験年数で区分けした。ベテラン職員(経験年数5年以上)が最低1名
以上勤務するようにシフトを調整した。
 新人だと2人体制では厳しいため、ベテラン職員(経験年数5年以上、介護福
祉士、他事業所で勤務経験のある職員など)を2人配置した。新人はサポータ
ーとして勤務した。

ユニットの区分け

 2つのユニットが隣合わせとなっており、その2ユニットを2人(サポーター
を含む)で担当することにした。
 比較的介護の手間が少ないユニットが 1 つあり、22 時~2時と2時~6時で交
代に1名が担当した。

待機場所の変更

 各日の夜勤体制や利用者の状態により、待機場所を変更していた。例えば、症
状が不安定な利用者がいる場合、その近くを待機場所にしていた。
 待機場所は普段と同様、各担当ユニットとした。

深夜の業務の変更

 実証期間中も、普段の業務内容から変更しなかった。

(日中に業務を移

 以前、間接業務を日勤帯に回し、夜勤帯の業務を減らしたことがある。しかし、

したか等)

日中の利用者の活動に職員の手が回らなくなり、夜間の不眠につながってしま
ったことがある。
 排泄の確認・対応については、利用者の尿パットを大きくし、交換の回数を減
らした。利用者の排泄回数や量等を基に以前から検討しており、今回の実証を
機に実施した。
 業務内容の変更はしていないが、5時半くらいに利用者が一斉に起きてくるた
め、業務量が増える。その際にサポーターが手伝った。
 業務内容については変更していない。基本的に待機の時間が減り、直接介護の
時間が増えた。休憩は3人体制の際にも取ることは難しかったが、実証期間中
は 21 時前、または6時以降に休憩を取り、夜間1人になる時間帯には休憩し
ていない。
 間接業務として、資料作成やレクリエーションの準備を夜勤帯にやっているこ
とが多い。また食事の準備も夜勤帯の業務に含まれている。食事は完全手作り
ではないが、配膳準備も業務に含まれている。

定期巡回の変更

 上記と同様に、普段の業務内容から変更しなかった。訪室回数も普段と同程度
だった。
 事前調査では3人で2時間に 1 回各利用者を訪室した。一方、事後調査では2
人で1時間に1回各利用者を訪室した(万が一に備え、訪室回数を増やした)。
 夜間はあまり寝ない利用者がいるため、その利用者に対する巡回を多めに行っ
た。事業所全体としての定期巡回も、慣れていない利用者への対応で訪室回数

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