(5)認知症グループホームの例外的な夜勤職員体制の取扱いの施行後の状況把握・検証、必要な対応の検討に関する調査研究事業(報告書)(案)[6.5MB] (98 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》 |
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サポーターの実証
実証期間中に台風があり、利用者の避難等の対応でサポーターがヘルプを行っ
時の対応状況
た。
利用者が夜中起きてきてしまい、主担当の職員2人が対応できなかった際、サ
ポーターが手伝った。
トラブルがなかったため、ほとんど待機だった。
身体的・心理的負
利用者の事故が生じてしまった場合、対応が難しかったかもしれない。また実
担の変化
証期間中に台風が発生したため、ベテラン職員でも緊張感があった。
新人2人+ベテラン職員(サポーター)1人の際、利用者の転倒防止の見守りに
不安があった。
2人夜勤にしたことで、職員は心理的・身体的負担を感じていた。また職員の
不安が利用者に伝わり、一部の利用者で不眠があった。
職員の精神的な負担が増えた印象がある。業務量と実際に何か起きた時の対応
への負担が増えている。
図表 161
夜間の睡眠状況
実証テーマ② 実証調査の状況_利用者・家族の状況
普段と変わりない。利用者の日中の活動量を維持できているため、不眠等は
なかった。
夜間の見守り業務
職員の不安が利用者に伝わり、一部の利用者で不眠があった。
訪室回数も普段と同程度だった。実証期間中は利用者の状態が比較的安定し
(夜間の訪室等)
の状況
ていた。
事前調査では3人で2時間に1回各利用者を訪室した。一方、事後調査では
2人で1時間に1回各利用者を訪室した(万が一に備え、訪室回数を増やし
た)
。
利用者の家族から
の意見等
家族からの反応は特になかった。ある家族から、「普段は1ユニット職員1
名いなくてはならないのですね」という反応をいただいた。
同意を得る際、危険ではないかなど、不安を感じている家族が多かった。
見慣れない職員の出入りがあるぐらいで、利用者から特段意見は聞いていな
い。家族の方は説明した際に、不安の声や職員の負担を気にかける方はいら
っしゃったが、強い拒否はなかった。
図表 162
実証テーマ② 実証調査の状況_事業所の観点
待機・休憩時間の
休憩の時間やタイミングも普段の勤務と同程度の時間を確保できていた。
変化
待機時間も何かしら業務をしているが、その時間も減った印象がある。
転倒転落、ヒヤリ・ 発生していない。
ハットの発生状況
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