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【参考資料3-1】ポリオウイルスの取扱いに関する指針(案)[1.7MB] (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54655.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第94回 3/26)《厚生労働省》 |
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アル第4版関連モノグラフ:リスク評価」67を参照のこと。なお、当該マニュアルにはリスク評価において活用
可能なフォーマットが例示されているので適時参考とすること。
5.3.2 リスク評価の手順
平時における PEF のリスク評価は、「情報収集」「リスク評価」「リスク管理対策の実施」「モニタリング」
のステップからなる。各ステップの詳細や考慮すべき事項は「WHO 実験室バイオセーフティマニュアル第4
版関連モノグラフ: リスク評価」67 のセクション2を参照のこと。
(情報収集)
PEF は、バイオリスクに関連する全ての危険要素(ハザード)を特定し、文書化する。情報収集する内
容の例としては以下が挙げられる。
・扱う材料、その内容
・病原性の特徴
・実施する予定の作業内容・手順(実際の作業手順の実施状況の確認を含む)
・使用する機器
・使用する実験施設(排水、空調、施設詳細図面等)
・バイオセキュリティに関連する要因(施設や材料の保管場所のアクセス制御やセキュリティ、情報セキ
ュリティ等)
・関連する人的要因(作業従事者の技能等)
・封じ込めに影響を与える可能性のあるその他の要因(法律、社会経済的要因等)
(リスク評価)
リスク評価では、特定された危険要素に関連するリスクを特定、分類する必要がある。収集した情報をも
とに、初期リスクを判断する。評価を実施する際には、ポリオウイルスの特性を踏まえたリスクを十分に考
慮する必要がある。
(リスク管理対策の実施)
PEF は、リスク評価の結果を踏まえ、初期リスクを許容可能なレベルまで低減するためのリスク管理対
策を検討する。リスク管理対策を実施した後の残留リスクについても評価を行い、許容できる場合には、
当該リスク管理対策を選択・実施する。
PEF は、リスク管理対策に係る責任者、必要なリソース、実施スケジュール、計画への準拠をレビュー
する方法等をリスク管理計画として定め、バイオセーフティアドバイザー及びバイオリスク管理委員会の承
認を得るものとする。
なお、リスク管理対策は大きく次の5つに分けられる(図表 11)。一般に、表の上部にある項目ほど、効
果的であるとされる。なお、エビデンスの蓄積により評価が変わる可能性がある。
67 WHO:Laboratory biosafety manual, 4th edition: Risk Assessment
https://www.who.int/publications/i/item/9789240011458
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可能なフォーマットが例示されているので適時参考とすること。
5.3.2 リスク評価の手順
平時における PEF のリスク評価は、「情報収集」「リスク評価」「リスク管理対策の実施」「モニタリング」
のステップからなる。各ステップの詳細や考慮すべき事項は「WHO 実験室バイオセーフティマニュアル第4
版関連モノグラフ: リスク評価」67 のセクション2を参照のこと。
(情報収集)
PEF は、バイオリスクに関連する全ての危険要素(ハザード)を特定し、文書化する。情報収集する内
容の例としては以下が挙げられる。
・扱う材料、その内容
・病原性の特徴
・実施する予定の作業内容・手順(実際の作業手順の実施状況の確認を含む)
・使用する機器
・使用する実験施設(排水、空調、施設詳細図面等)
・バイオセキュリティに関連する要因(施設や材料の保管場所のアクセス制御やセキュリティ、情報セキ
ュリティ等)
・関連する人的要因(作業従事者の技能等)
・封じ込めに影響を与える可能性のあるその他の要因(法律、社会経済的要因等)
(リスク評価)
リスク評価では、特定された危険要素に関連するリスクを特定、分類する必要がある。収集した情報をも
とに、初期リスクを判断する。評価を実施する際には、ポリオウイルスの特性を踏まえたリスクを十分に考
慮する必要がある。
(リスク管理対策の実施)
PEF は、リスク評価の結果を踏まえ、初期リスクを許容可能なレベルまで低減するためのリスク管理対
策を検討する。リスク管理対策を実施した後の残留リスクについても評価を行い、許容できる場合には、
当該リスク管理対策を選択・実施する。
PEF は、リスク管理対策に係る責任者、必要なリソース、実施スケジュール、計画への準拠をレビュー
する方法等をリスク管理計画として定め、バイオセーフティアドバイザー及びバイオリスク管理委員会の承
認を得るものとする。
なお、リスク管理対策は大きく次の5つに分けられる(図表 11)。一般に、表の上部にある項目ほど、効
果的であるとされる。なお、エビデンスの蓄積により評価が変わる可能性がある。
67 WHO:Laboratory biosafety manual, 4th edition: Risk Assessment
https://www.who.int/publications/i/item/9789240011458
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