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【参考資料3-1】ポリオウイルスの取扱いに関する指針(案)[1.7MB] (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54655.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第94回 3/26)《厚生労働省》
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用語

bOPV
BSC

cVDPV
GAP

GAP-CCS
GMP
NAC
nOPV
OPV 様ポリオウイルス

PEF
PPE
Sabin 株
VAPP
VDPV

エアロゾル
環境水サーベイランス

内容
なお、感染症法第 12 条に基づく届出の過程では、ポリオ様の症状が見られ
「急性弛緩性麻痺」として発生届がされることがある。この場合、感染症法第
15 条に基づきポリオとの鑑別を行うため病原体検査が実施される。ポリオウ
イルスが検出された場合には「急性弛緩性麻痺」の届出が取り下げられ、「急
性灰白髄炎」として届出がされる。
1~3型のうち、2型 OPV 成分を除いた二価経口弱毒生ポリオワクチン
エアロゾルが発生する危険性のある活動のために、作業従事者、実験室環
境あるいは試料を保護する目的で設計した、閉鎖され換気された作業空間。
実験室の主要エリアの作業の隔離あるいは制御された方向性のある気流の
メカニズムにより封じ込めを達成する。排出された空気は、高性能エア
(HEPA)フィルターを通過してから、実験室又は建物の暖房、及び空調システ
ムに再循環する。BSC にはいくつかのクラスがあり(I、Ⅱ及びⅢ)、様々なレベ
ルの封じ込めに対応する。
ヒト-ヒト伝播が証明されたワクチン由来ポリオウイルス
WPV 株ポリオウイルスの型特異的根絶及び経口ポリオワクチン使用の段階
的停止後におけるポリオウイルス取扱施設関連リスクを最小化するための世
界的行動計画。
GAP に示されるポリオウイルスの封じ込め要件を満たす PEF の認証スキー
ム。
原料の受入れから最終製品の出荷に至るまでの全工程において、「適正な
製造管理と品質管理」を行うための規範
ポリオウイルス封じ込め管理を行う国家機関。日本においては、厚生労働省
に設置されている。
変異による病原性や伝播能復帰のリスクが低いとされる。ただし、頻度は低
いながらも nOPV 由来の cVDPV も報告されている。
1型及び3型ポリオウイルスについては、カプシド VP1領域の塩基配列が OP
V 株と比較して変異が1%未満である株が OPV 様ポリオウイルスと定義さ
れる。2型ポリオウイルスについては、変異が 0.6%未満である株が OPV
様ポリオウイルスと定
義される。
ポリオウイルス封じ込め対策に不可欠なワクチン製造・診断・研究等を行うポリオ
ウイルス所持施設
作業従事者を感染や汚染から守るために着用する個人防護具。
Sabin strain
弱毒生ワクチンとして使用されるポリオウイルス株。
弱毒経口ポリオ生ワクチン(OPV)の副反応として、被接種者あるいは接触者
に副反応として非常に稀に麻痺が生じる疾患。
経口生ポリオワクチン(OPV)から派生し突然変異により病原性が回復したポ
リオウイルス。
1型及び3型ポリオウイルスについては、カプシド VP1領域の塩基配列が OP
V 株と比較して1%以上変異した株が VDPV と定義される。
2型 VDPV は、他の型と比べて出現頻度が高くポリオ流行に関与するリスク
が高いことから、VDPV 伝播をより早い段階で検出するため、0.6%以上変異
した株(6以上の塩基置換)が VDPV と定義される。
空気中に浮遊する液体又は固体などの微粒子 (取扱指針では空気中での拡
散が懸念される直径5マイクロメートル以下のものを対象とする)。
濃縮を行うことで効率よく下水からポリオウイルス等を捕捉するサーベイラン
ス方法。流入下水を粗遠心後、上清を濃縮し、濃縮物を培養細胞に接種しポ
リオウイルスの分離同定を行うもの。ポリオウイルスの取扱いに関する指針
では、感染症流行予測調査で行う感染源調査の環境水サーベイランスのこと
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