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【参考資料3-1】ポリオウイルスの取扱いに関する指針(案)[1.7MB] (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54655.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第94回 3/26)《厚生労働省》
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り除染する(図表 12)。
図表12 エアロゾルが発生する作業や要因(例)
作業
ピペット操作

遠心操作

注射器の使用

凍結された検体の
処理
超音波処理
その他

要因
ピペットからの最後の一滴の噴出
吸入と排出による混和
多チャンネルピペットを用いたマイクロカルチャープレートへの感
染性材料浮遊液の分注
表面が汚染したローターの使用
遠心中の内容物の漏洩、遠心管の破損
注射器のデッドスペース部分からの噴出
他の液体表面や液中への滴下
排出時
注射針の脱落
撹拌処理後のサンプルチューブの開閉時
液体窒素内保管凍結サンプルの解凍時破裂飛散
保存容器の破損
非密閉型の装置の使用
動物を用いた作業
その他エアロゾル発生リスクを伴うすべての操作

PEF は、PPE の定期的なチェックとメンテナンスをメーカーの推奨事項に基づいて規定し実行する。ま
た、リスク評価に基づき、交換用及び予備の PPE を確保する。クリーニングと、使用済み PPE の保管・除
染の手順及び性能確認整備する。
なお、PPE に関するリスク評価や取扱いに関しては、WHO 実験室バイオセーフティマニュアル第 4 版の
関連モノグラフ:個人用防護具76も参照のこと。
5.4.6 滅菌等
(滅菌等)
PEF は、ポリオウイルス材料の適切な廃棄物管理指針を策定し、遵守すること。ポリオウイルス材料だ
けでなく全ての汚染された、または汚染された可能性のある廃棄物についてはこの取扱指針に従って管
理する必要がある。
具体的には、ポリオウイルス汚染材料の適切な消毒及び除染方法、また施設や機器の効果的な除染
のための手順を確立し、検証、維持する必要があり、それらの手順を文書として定めること。これらの除染
手順とその除染は使用前にポリオウイルスに対して有効であることが検証されていなければならない。当
該手順は、通常の状態だけでなく、除染不良や機器の不具合への対応も対象とすること。緊急事態、事
故及びその他のインシデントによって発生する廃棄物を管理するための手順についても同様である。
PEF は、「5.4.4 運搬」に従って包装した材料を除き、封じ込め区域から出る全ての材料及び液体/固体
廃棄物の廃棄経路について、ポリオウイルスを完全に不活化するための手順を文書として定め、適切に
実施すること。なお、当該手順は、通常の状態だけでなく、除染不良や機器の不具合への対応も対象とす
ること。

76 WHO:Laboratory biosafety manual, 4th edition: Personal protective equipment
https://www.who.int/publications/i/item/9789240011410

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