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資料3-1  リツキシマブ(遺伝子組換え) (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00026.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第54回 2/15)《厚生労働省》
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換え)10 mg/kg は 4、6 及び 8 週目に投与し、その後は 4 週毎に投与した。ループス腎炎又は
重症神経学的病変を有する患者は、メチルプレドニゾロンパルス療法を併用した。高用量ス
テロイドを 1 mg/kg/日(最大 60 mg/日)から開始し、維持量 7.5 mg/日に向けて漸減した。
ループス腎炎に関する有効性について、CR は、尿蛋白が 0.7 g/日以下、血清アルブミンが
正常、腎機能が安定、尿沈渣正常とし、PR は、尿蛋白が 0.7~2.9 g/日かつベースラインから
50%以上低下、血清アルブミンが 30 g/L 超、血清クレアチニンで評価される腎機能が安定と
定義した。
24 週時点で、ループス腎炎を合併した 13 例のうち、CR 又は PR は 11 例で認められた(CR
は 5 例)。
安全性について、24 週までに有害事象は 16 例全例に 41 件認められた。重要な感染症(自
然治癒のウイルス性胃腸炎)が 1 件、その他の感染症が 15 件認められた。低ガンマグロブリ
ン血症が 3 例に認められた。1 例は投与中止となった。2 例目では IgG 値が 2.5 g/L まで低下
し、ウイルス性副鼻腔炎の症状が認められたが、ベリムマブの投与間隔を 8 週間に延長して
3 回投与したところ効果が認められた。3 例目では IgG 値が 3.4 g/L まで低下したが、併用免
疫抑制剤の漸減により回復した。
小児
26) Basu B, et al. Efficacy and safety of rituximab in comparison with common induction therapies in
pediatric active lupus nephritis. Pediatr Nephrol 2017; 32: 1013-21. 42)
14 歳未満の小児ループス腎炎患者を対象とした後方視的観察研究。ACR 診断基準で SLE
と診断され、腎生検により ISN/RPS 分類基準で活動性ループス腎炎と診断された患者を対象
とした。前治療として本剤又は CY を使用した患者、腎代替療法を実施した患者は除外した。
3.5~13.8 歳(中央値 8.4 歳)の小児活動性ループス腎炎患者 44 例のうち、32 例が本研究
に登録され、36 カ月間観察された。導入治療として、メチルプレドニゾロンパルス(15 mg/kg/
日を 3 日間)施行後に、本剤(375 mg/m2 を 1 週間毎に 2 回、17 例)
、MMF(1,200 mg/m2/日、
12 例)、又は CY パルス(500 mg/m2 を 2 週間毎に 6 回、15 例)を経口プレドニゾロンの漸減
療法と併用した。維持療法として、全例で MMF(800 mg/m2/日)を治療開始 3 カ月後から、
患者の状態により 2~3 年継続した。
CR は、eGFR による腎機能の改善(90 mL/min/1.73 m2 超、慢性腎機能障害を有する患者は
ベースラインに回復)
、尿蛋白が 0.5 g/日未満、尿沈渣で白血球が 5 個/hpf 以下及び赤血球が 5
個/hpf 以下の場合とし、PR は、ベースラインの eGFR からの低下が 25%以下、尿蛋白がベー
スラインから 50%以上の低下又は 1 g/日未満とした。再発は、初回寛解導入による安定又は
改善後に、免疫学的パラメータの力価上昇後を伴うループス腎炎に関連する臨床症状及び腎
臓機能に関連する生化学パラメータ(ベースラインの eGFR から 25%低下又は尿蛋白が 1 g/
日超)が再度出現又は悪化した場合とした。
寛解導入後(3 カ月)の CR は、本剤、MMF 及び CY 投与例でそれぞれ 76.5%(13/17 例)、
41.7%(5/12 例)及び 46.7%(7/15 例)であり、PR はそれぞれ 23.5%(4/17 例)
、58.3%(7/12

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