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資料1-2-3-3    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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臨床経過は以下の通り:

2022/04/13(ワクチン接種日)、患者は、単回量 BNT162B2 を接種し
た。

患者は、薬物、食物または他の製品に対するアレルギーがなかった。

ワクチンの予診票での留意点はなかった(基礎疾患、アレルギー、最
近 1 ヵ月以内のワクチン接種や病気、服薬中の薬、過去の副作用歴、
発育状況など)。

2022/04/14(ワクチン接種の 1 日後)、患者は接種部位の疼痛、頭痛
(左側頭部痛)と弛張熱(発熱)を発現した。 疼痛には波があっ
た。弛張熱は繰り返した。

患者は、無菌性髄膜炎も発現した。

患者は、2 週間症状が続いていた。

2022/04/19(ワクチン接種の 6 日後)、患者は病院 A を受診し、頭部
MRI で左中大脳動脈起始部の狭小化を認めた。アセトアミノフェンで
対応していたが、改善しなかった。

2022/04/25(ワクチン接種の 12 日後)、患者は精査目的で、当科
(病院 B)を紹介され入院となった。

頭部 MRI、磁気共鳴血管撮影(MRA)検査で、左内頚動脈の狭窄、中
大脳動脈の狭窄、血管壁の造影効果が増強、髄液検査で単核球優位に
細胞数増加を示した。

血沈亢進した。

所見は、中枢神経系血管炎および髄膜炎であった。

患者は COVID-19 PCR 検査を受け、検査の種類は鼻咽頭スワブであ
り、結果は陰性であった。

事象の転帰は、ステロイドパルス療法などの治療で未回復であった。

意識は清明だが、疼痛の影響か、易刺激性があった。

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