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資料1-2-3-3    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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患者は、11 歳 1 ヵ月の男性であった。(ワクチン接種時)。

2022/03/16、ワクチン接種を受けた後。ワクチン予診票での留意点
(基礎疾患、アレルギー、最近 1 ヶ月以内のワクチン接種や病気、服
薬中の薬、過去の副作用歴、発育状況等)は以下を含む、
2017/05/27、急性心筋炎によるブロック治療のため、頚静脈ペーシン
グ施行された。

その後心機能増悪発見にて ECMO マシンに接続され管理された。

また、心不全治療のために薬の投与を受けた。

2019/02、改善にともない内服を終了した。

以後、患者の状態のフォローアップは年に 1 回続けられていた。

2022/03/16、ワクチン接種後、限局の疼痛以外は発熱や胸痛はなかっ
た。

2022/04/05、過去の心筋炎のフォローアップのため定期健診で病院受
診した際に、心電図所見が以前と異なり QS パターン、陰性 T 波とな
っていた。

血液検査でトロポニン I が強陽性であった。

無症状のため 1 週間後に検査のため採血を行い、心筋シンチグラフィ
を施行した。

しかし虚血所見はなく、トロポニンIは低下傾向であった。

診断のために造影 MRI は施行された。

T2 強調画像や EGE 画像、LGE 画像で優位な所見はないものの、定量的
ネイティブ T1 マッピングで優位な値上昇を認めた。

この発見に基づき、心筋炎と診断した。

2022/04/05(ワクチン接種の 20 日後)、心筋炎を発現した。

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