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資料1-2-3-3    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注5~11歳用・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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血液検査では血沈の亢進を認め、頭部 MRI では、拡散強調画像
(DWI)で左大脳半球や左小脳半球に高信号を認め、フレアー法
(FLAIR)では同部位の腫脹を示した。

MRA では、左内頚動脈の「交渉」(報告のとおり)か、血管壁の造影
増強効果が目立った。

左中大脳動脈 M2 以遠でも血管壁に造影効果を認め、一部結節様であ
った。

髄液検査では、単核球優位の細胞数増加を示し、T-spot 検査は陽性
であった。

しかし、肺病変はなく、髄液抗酸菌 PCR 検査は、陰性(潜因性結核と
現時点では判断、nested PCR 検査は提出中)であった。

病巣は、中枢神経主体と考えられた。

続発性中枢神経系血管炎に髄膜炎を合併している。

患者は、抗結核薬、ステロイドパルス療法とアシクロビル(ACV)の
投与を開始した。

ステロイドパルス療法で一時的に解熱傾向となった際には調子は良い
が、ステロイドパルス療法 1 クール終了後は、再び高熱が持続し、頭
痛や精神症状も持続していた。

患者は 10 日間入院したが、改善は見られなかった。

報告者は、事象ワクチン接種部位疼痛、頭痛、弛張熱を重篤(入院)
と分類した。

2022/05/04(ワクチン接種の 21 日後)時点、転帰は未回復であっ
た。

患者は、COVID ワクチンの前 4 週以内に他のいずれのワクチンも接種
しなかった。

ワクチン接種前に、患者は COVID-19 と診断されなかった。

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