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医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-全体版 (55 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/hyouka_240308000171690.html
出典情報 医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-(3/8)《総務省》
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健師、助産師、看護師、准看護師及び教員とは別に配置する介護福祉士、認定特定行為業
務従事者
※上記の者が学校において医療的ケア以外の業務に従事している場合、医療的ケアの業務
に係る経費のみを計上すること。
(2)医療的ケア看護職員及び介護福祉士等の配置に当たって
・医療的ケアが必要な幼児児童生徒の状態や地域における医療的ケア看護職員及び介護福祉
士等の需給を取り巻く状況などを踏まえ、例えば、複数校を巡回させるなど、適切な配置
方法を検討すること。
・校内での医療的ケアの実施のほか、校外学習(宿泊学習を含む。)や登下校時における送
迎車両への同乗など校外での対応も差し支えないものとする。
・喀痰吸引等を行わない介護福祉士等は補助の対象外である。
7.補助対象経費の費目
学校における医療的ケアの環境整備の充実を図るため、たんの吸引や経管栄養等の医療的ケ
アを行う医療的ケア看護職員及び介護福祉士等の配置に要する経費(諸謝金、旅費、消耗品
費、印刷製本費、通信運搬費、借料及び損料、会議費、人件費、雑役務費等)で大臣が認め
る経費
8.その他
(略)
(注) 下線は当省が付した。

資料 2-⑤


医療的ケア実施者の確保に関する市区町村教育委員会の意見

当教育委員会における医療的ケア児の小学校への受入れに際して、今回は看護師の募集に
対して応募があり確保に至ったものの、翌年度以降の看護師確保については、応募があるか

見通せず不透明である。待遇面について、医療機関と比べれば当然給与は低いが、病院には
夜間勤務等があるなど、そもそも働き方が異なるものである。現在小学校で勤務している看
護師は、病院勤務経験者であるが、本人としては学校勤務の看護師の働き方の方が自分には
合っているとのことであった。
看護師確保が困難である一番の理由は、医療的ケア児への高度なケアを求められることと
考えている。看護師の採用に当たっては、面接以前に学校現場での医療的ケア児及び医療的
ケアの様子を見学する場を設けているが、高度な医療的ケアを必要とすることから、経験や
より高度な技術を求められるため、辞退されるケースがある。また、学校現場での業務は看
護師が通常経験している看護とは異なる対応を求められることが多いことに加え、医師に常
時相談できる体制ではないため、看護師が不安になりやすい。


当教育委員会では、苦慮しながらも、様々な手段を活用して看護師確保に努めている。看

護師確保に苦慮している理由として、①専門職としては時給が低いこと、②(①とは反対に)
時給を上げた場合には所得税法上の扶養の範囲内で勤務したい看護師の希望に合わないこ
と、③小児の医療的ケアの対応は難しいこと(看護師の紹介を依頼している県ナースセンタ
ーからも、一人で小児の医療的ケアに対応することに看護師は不安を感じるとの情報もあっ
た。

、④学校勤務のため夏休み等の長期休暇時には仕事がなくなること等があると考えてい

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