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医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-全体版 (65 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/hyouka_240308000171690.html
出典情報 医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-(3/8)《総務省》
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発生時の危機管理【命を守る】
初期対応
二次対応

□簡潔な言葉や手話などで今の状況(地震発生)の理解とこれからの
見通しを持たせる
・これからの見通し(保護者迎えまでみんなと過ごす、○○に避難
する、余震があります 等)
・避難時の指示は肯定形で(押さない→ゆっくり、かけない→歩き
ます 等)
※避難訓練で見通しの絵カード、肯定形の指示などを用いて練習す
ることが災害時にも生きてくる。
※避難訓練を繰り返すことで、災害が起こったときにも見通しを持
って行動できるようになる。

事後の危機管理【立て直す】
引き渡しと待機

□学校避難
・児童生徒等の状況(パニックの有無、健康状態等)や自宅の被災
状況、避難所の状況によっては、保護者に引き渡した後そのまま
学校に待機させることも検討する。
※自校の児童生徒等や家族が、学校に避難してくる状況も考えられ
る。

安否確認

□通学経路での自力通学児童生徒等の安否確認・保護
・通学時間中の発災の場合、各経路に教職員を派遣し、通学経路に
沿って生徒を探索し、保護する。

避難所協力

□児童生徒等のいる避難所等への巡回
・福祉避難所に指定される場合には、避難所のスタッフや周囲の避
難者への協力要請:障害特性/支援方法/別室対応の必要性 等
□避難所の開設への協力
・要援護者(高齢者、障害者、外国人、乳幼児、妊婦等)について
のアドバイスを地域からあらかじめ得ておく。

心のケア
学校再開前

□家庭訪問と臨機応変な登校指導
※家庭訪問や避難所の巡回により、児童生徒等の状況を把握し、心
のケア等の支援を行うことが考えられる。家庭の状況によっては
学校等の支援が必要になるケースも考えらる。学校再開まで時間
がかかる場合には、臨機応変に登校可能日を設け、NPO等の支
援者の力を借りるなどして学校で過ごす時間を確保することも検
討する。
※東日本大震災では、震災後の避難生活で特別支援学校の児童生徒
等に自傷・他傷、不眠などのストレス症状が見られたが、学校再
開と共にそれらの症状の多くがなくなったという報告もある。

心のケア

□家安心・安全な生活環境を整える

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