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医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-全体版 (67 ページ)

公開元URL https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/hyouka_240308000171690.html
出典情報 医療的ケア児とその家族に対する支援に関する調査-小学校における医療的ケアの実施体制の構築を中心として-(3/8)《総務省》
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・臨機応変な対応が難しく、落下物等から逃げるなどの危険回避が遅
れることがある。
・風水害時の強風や濁流等に抗することが難しい。
・危険回避しようと慌てて行動することがある。
・けがなどをしても的確に訴えず、周囲が気づかないことがある。
避難行動

・落下物や転倒物、段差や傾斜により避難行動に支障が生じることが
ある(肢体不自由・視覚障害)。
・エレベーターが使えない状況で、階下や屋上への避難に支障が生じ
ることがある(肢体不自由)。

生活・生命維持

・薬や医療用具・機器がないと生命・生活の維持が難しい。
・避難時の天候や気温によっては生命の危険がある。

非日常への適応

・経験したことのない場面や急激な環境の変化に、うまく対応できな
いことがある。
・不安な気持ちが被災により増幅され、普段以上に感情のコントロー
ルができなくなることがある。

【2】障害のある児童生徒等の特性に応じた危機管理マニュアル作成時の留意点
伝達方法の整備

・障害に応じた情報伝達方法を整備しておく。
例)聴覚障害:点滅灯、ディスプレイ、旗、手話、筆談、校内図な
ど音声以外の伝達方法を検討しておく。

避難経路・避難体 ・障害に応じた避難経路の整備、避難体制を検討しておく。
制の整備

例)車椅子利用をする場合の経路を確認しておく。
例)肢体不自由:エレベーター等が動かない状況や介助者がいない
場合等の代替方法を検討しておく。

避難訓練

・障害に応じた避難訓練を実施する。
例)知的障害:訓練等を複数回行い経験を重ねたり、避難経路や取
るべき行動が理解しやすい図などを準備したりす
ることで、事態を予測して落ち着いて行動できるよ
うにしておく。

連携

・保護者・医療関係者と発生時の対応について事前に検討しておく。
例)病院内における学級:病院との連携方法等を検討しておく。

(略)

(注) 文部科学省「学校の危機管理マニュアル作成の手引」に基づき当省が作成した。

資料 4-③

「学校における医療的ケアの今後の対応について(通知)

(平成 31 年 3 月 20 日付
け 30 文科初第 1769 号文部科学省初等中等教育局長)(抜粋)

学校における医療的ケアの実施に関する検討会議最終まとめ
(略)

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