(参考資料)2 (67 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/zaiseia20240521.html |
出典情報 | 我が国の財政運営の進むべき方向(5/21)《財務省》 |
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○ 国民・患者はそのニーズに応じて医療機能情報提供制度等を活用して、かかりつけ医機能を有する医療機関を選択して利用。
○ 医療機関は地域のニーズや他の医療機関との役割分担・連携を踏まえつつ、かかりつけ医機能の内容を強化。
(参考)全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋(改革工程)(2023年12月22日閣議決定)
・ かかりつけ医機能が発揮される制度整備について、85歳以上の高齢者の増加等を見据えて、診療実績に係る情報提供の強化を含め、医療機能情報提供制度の
刷新や、かかりつけ医機能報告制度の創設等により、国民・患者から見て、一人一人が受ける医療サービスの質の向上につながるよう、2025年4月の制度施行
に向け、検討会等で具体的な議論を行い、2024年夏頃までに結論を得る。
国民・患者の医療ニーズ
制度整備の内容
医療機能情報提供制度の刷新
日常的によくある疾患への幅広い対応
休日・夜間の対応
入院先の医療機関との連携、退院時の受入
在宅医療
介護サービス等との連携
・医療機関は、国民・患者による医療機関の選択に役立つわかりやす
い情報及び医療機関間の連携に係る情報を都道府県知事に報告
❶情報提供項目の見直し
❷全国統一のシステムの導入
等
かかりつけ医機能報告による機能の確保
医療機能情報提供制度(2006)
外来
イメージ図
入院
有床診
・病院
無床診
在宅
病床機能報告(2014)
外来機能報告(2021)
(紹介受診重点医療機関の確認)
かかりつけ医機能報告(新設)
・慢性疾患を有する高齢者等を地域で支えるために必要なかかりつけ
医機能について、医療機関から都道府県知事に報告。
・都道府県知事は、報告をした医療機関が、かかりつけ医機能の確保
に係る体制を有することを確認し、外来医療に関する地域の関係者
との協議の場に報告するとともに、公表(※)。
・あわせて、外来医療に関する地域の協議の場で「かかりつけ医機
能」を確保する具体的方策を検討・公表。
※
医師により継続的な管理が必要と判断される患者に対して、医療機関が、提供す
るかかりつけ医機能の内容を説明するよう努めることとする。
【改革の方向性】(案)
○ かかりつけ医機能が発揮される制度整備に当たっては、医療サービスの質の向上につながるようにすることが重要。患者による医療機関の選択に資するよう、
各医療機関がどのような症候や疾患に対応可能なのかなど、必要な情報が報告・公表されるようにする必要がある。また、例えば、生活習慣病は医療機
関によって診療密度等が大きく異なる等の指摘があることも踏まえ、診療実績に関する情報提供の強化についても検討していく必要がある。