(参考資料)2 (85 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/zaiseia20240521.html |
出典情報 | 我が国の財政運営の進むべき方向(5/21)《財務省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
資料Ⅳ-2-52
○ 75歳以上の者の1人当たり医療費は現役世代の約4倍であり、そのうち8割強は公費と現役世代の支援金で賄う構造。
他方で現役世代は医療費のうち8割を患者負担と保険料で賄いつつ、加えて後期高齢者支援金も負担。
○ 年齢ではなく能力に応じた負担とし、世代間の公平性を確保する観点から、改革工程に基づき、金融所得の勘案、金
融資産等の取扱い等について検討を深めるべき。
給付と負担のバランス
これまでに取り組んできた主な事項
◆ 後期高齢者の医療費と財源
○ 70~74歳の者の窓口負担の引上げ(1割→2割)
・ 2014年4月以降に70歳に達した者から2割負担
(2018年度末で完了)
総額20.0兆円(一人当たり約100万円)
自己 高齢者 後期高齢者支援金
負担 保険料 (現役世代の保険料)
8% 9%
37%
国費・地方費
46%
○ 70歳以上の者に係る高額療養費制度の見直し
・ 2017年8月以降、低所得者を除き、段階的に自己負
担の限度額を引上げ
※2024年度予算を基に作成。
◆ 1人当たり医療費と保険料の増加(2009→2021)
1人当たり医療費の増
+3.4万円
+9.3万円
+3.3万円
+2.9万円
+1.3万円
1人当たり保険料の増
15~64歳
65~74歳
75歳~
◆1人当たり保険料・支援金の推移(月額)
(倍)
1.75
現役世代一人当たり支援金※
1.50
1.25
○ 療養病床の65歳以上の者の光熱水費の負担見直し
・ 2017年10月以降、指定難病の者等を除き、段階的に
光熱水費の負担を引上げ
+6.8万円
2,980円
1.00
5,332円
0.75
2008
5,950円
1. 8倍
7,082円
1. 3倍
高齢者一人当たり保険料
2024 (年度)
※2008年度の数値を1とした場合の倍数
(満年度化の影響排除のため2008年度の金額に12/11を乗じたものを基準に計算)
○ 一定の所得のある後期高齢者(75歳以上)の2割の窓
口負担の導入
今後の主な改革の方向性
○ 年齢ではなく能力に応じた負担
・ 金融所得の勘案
・ 金融資産等の取扱い
・ 後期高齢者医療制度における「現役並み所得」の判
定基準の見直し
○ 経済情勢に対応した高額療養費自己負担限度額の見直し