(参考資料)2 (90 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/zaiseia20240521.html |
出典情報 | 我が国の財政運営の進むべき方向(5/21)《財務省》 |
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資料Ⅳ-3-1
○ 介護保険制度については、これまでも給付の適正化等の改革を実施してきたが、一人当たり介護給付費が急増する85歳以上人口が
増加を続けることや、現役世代(支え手)の減少を見据え、以下の3つの視点から制度の持続性確保のための見直しを進めることで、
中長期的に増大する介護需要に応えられる体制を構築していく必要。
保険給付の効率的な提供
保険給付範囲の在り方の見直し
これまでに取り組んできた主な事項
○ サービス付き高齢者向け住宅等における利
用者の囲い込み・画一的なケアプラン是正
○ 特別養護老人ホームの重点化
○ 要支援者の訪問・通所介護の地域支援
事業への移行
○ 福祉用具貸与・住宅改修に係る給付の
適正化
・ 訪問介護・居宅介護支援の同一建物減算
の導入
・ 2018年3月末に移行完了
○ 頻回のサービス利用についてのケアプ
ランチェック
・ 2018年10月より導入
・ 2015年4月より、入所者を原則として
要介護度3以上の高齢者に限定
・ 2018年10月より、福祉用具貸与等の貸
与価格の上限を設定
・ 2024年度より、一部の福祉用具に係る
貸与と販売の選択制を導入
等
高齢化・人口減少下での
負担の公平化
○ 利用者負担の引上げ
・ 所得額に応じて、2割負担、3割負担を
導入
○ 補足給付の要件見直し
・ 2015年8月に預貯金等を勘案する資産
要件を追加
○ 介護納付金(2号保険料)の総報酬割
導入
・ 2017年8月分より、段階的に移行し、
2020年度に全面移行
○ 1号保険料負担の見直し
○ インセンティブ交付金の活用
・ 2024年度より、所得再分配機能を強化
等
・ アウトカム指標への配点重点化、評価結
果の「見える化」等の見直し
等
今後の改革の主な方向性
○ 生産性の向上(ICT機器を活用した人員配
置の効率化、経営の協働化・大規模化)
○ 高齢者向け住まい等の報酬体系の見直し
○ 保険外サービスの活用
○ 人材紹介会社の規制強化
○ 軽度者に対する生活援助サービス等の
地域支援事業への更なる移行
・
生活援助サービスに関するケアプラン
検証の見直し
○ ケアマネジメントの利用者負担の導入
○ 利用者負担の更なる見直し
○ 福祉用具の貸与と販売の選択制導入等の
効果検証
・ 2割負担の範囲の見直し
・ 金融資産、金融所得の勘案
○ 多床室の室料負担の更なる見直し