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資料1-3-1          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (279 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
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No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号

接種回数

死因等
(報告者による見解・考察等)

基礎疾患等

報告書上の記載

1753

1754

1755

1756

72歳

85歳

85歳

65歳









不明

2021年

2021年7月31日

2022年9月7日

不明
(接種2日後)

不明

2022年5月5日

2022年9月16日

不明

不明

FE8206

FT9319

1回目

不明

本症例は文献に基づく報告
病歴:びまん性大細胞型B細胞性リ
ンパ腫、甲状腺機能亢進症。
併用薬を服用(詳細不明)。
ペニシリンアレルギー歴あり。
X日、午後9時頃、ワクチンの初回投
与。接種日の体温が摂氏35度。ワ
クチン接種の直後、接種会場で不
調を感じたが、帰宅後少し休んだら
血栓症
よくなった。X日の1日後、午後4時ご
ろ、疲労、悪心、胸痛及び背部痛を
発現。午後8時ごろ、LINEは、「既
読」。X日の2日後、死亡者として家
で発見された。死体硬直があごの
筋肉にみられたので、救命処置は
行われなかった。ワクチン接種が原
因であると推測され、患者の死亡が
発見されてからおよそ24時間後に
法医学的剖検が実施された。
病歴:骨髄異形成症候群、前立腺
癌、慢性腎不全、高血圧症
両下肢痛と歩行困難を訴えて来
院。ふくらはぎに痛みが強く、特に
血小板減少症を伴う血栓症、閉塞
左下肢痛を訴えた。閉塞性動脈硬
性動脈硬化症、動脈血栓症
化症と診断して、アルプロスタジル
の静脈を施行するも疼痛が激しく他
院を紹介した。紹介先からさらに大
学病院に搬送となった。

2回目

基礎疾患:痛風
アレルギー:花粉症
2021/7/31 2回目接種。当日著変な
し。8/2長寿検診。胃カメラを勧められ
た。8/3胃カメラ施行。麻酔が覚める
のに2時間かかった。8/4結果説明。ピ
ロリ菌保菌のため除菌剤処方。内服後
より気分不良発現。嘔気のみ。食欲不
振にて嘔吐なし。以降、嘔気と食欲不
振はずっと続いた。食事がとれないた
め近所の内科にあちこち点滴に通う。
内科、クリニックで眠剤処方される。8月
中旬頃より「頭がツンツンする」と訴え始
める。夜間は眠剤内服。10/18MRIをと
る。10/27結果異常なし。11/1精神
科受診、話を聞くだけで診察終了。クリ
ニックと同じ眠剤処方される。12月「歩
けない」と訴え始める。客観的には独歩
可能。自殺をほのめかす言動が始ま
る。12/19「腕に力が入りにくい」と訴え
る。ワクチン接種前より体重7㎏減少。 誤嚥性肺炎
12/22クリニックへ。採血・点滴施行。
脳炎の診断を受ける。12/28クリニック
へ(2回目)朝から「足が痛い。歩けない」
と繰り返し何度も訴える。前回の採血
結果異常なし。mmse10点。高度アルツ
ハイマー型認知症と診断される。ワクチ
ン後遺症と老化が同時進行していると
のこと。12/29 10:30往診予定だった
が、10時過ぎに刺身包丁で自分の首を
刺す。救急車で搬送。創部より持続的
に体内に出血しており緊急手術。正月
中は鎮静をかけ人工呼吸器装着。1/
9抜管。術後の経過は良好だったが食
事はとれず。嚥下訓練、歩行訓練など
リハビリする。2022/2/28転院。転院
日に発熱。経管栄養と点滴で過ごす。3
/22誤嚥性肺炎をおこす。その後一旦
治癒。5/4意識朦朧。ネーザルハイフ
ローにて努力呼吸。SPO2 69%。5/
5死亡。死因は誤嚥性肺炎。

4回目

基礎疾患:慢性腎臓病による血液
透析
接種後、安静にしていたが、翌朝に
発熱、嘔気が出現し、近医に救急搬
送。いったん治り帰宅したが、意識
障害が出現し同日16時に再搬送。
低血糖発作診断で1泊観察入院中
の接種から2日後の3:15頃突然の
徐脈となり心停止に至った。心肺蘇
生を行い挿管、アドレナリン2Aで3:
30に自己心拍は再開した。低体温
療法を開始し2日後に頭部CTを撮
影したところ低酸素脳症の所見を認
めた。

専門家による評価【令和4年11月11日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

他要因の可能
性の有無
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

血栓症

ワクチンと死亡との
因果関係評価

(評価記号 )

評価に用いた報告内容
資料番号

症例No

不明

-

評価中

γ

不明

関連あり

有(全くないとは
言えないが、こ
れまでは非常に
順調に回復され
ていたのに、接
種後からの変化
であることから
報告した)

-

評価中

γ

TTSとして報告されていますが、血小板減少が新たに発
症していることを評価するための所見が得られていないこ 資料1-2-2-1 21224
とから、ブライトン分類を「4」と評価します。

不明

関連あり



-

評価中

γ

(コメント無し)

資料1-2-2-1 21231

不明

関連あり



-

評価中

γ

(コメント無し)

資料1-2-2-1 21259

不明
高カリウム血症
不明
(〜11/11の情報に基づく(集計・専 高カリウム血症
門家評価対象期間(〜10/9)後に報
告された内容))

279

注2

コメント

不明

剖検

動脈血栓症

誤嚥性肺炎

コメント

免疫染色の結果から、免疫反応に基づく多発血栓症によ
り死亡されたと考えますが、抗-SARS-CoV-2スパイクの
免疫染色は陰性であり、接種との明確な因果関係は示さ
れなかったものと理解しました。ワクチン接種以外の要因 資料1-2-2-1 21163
として、外傷や感染の病歴が不明(元文献の考察)という
点で情報不足としましたが、接種と関連がある可能性も否
定はできません。

血小板減少症を伴う血栓症

末梢動脈閉塞性疾患

ワクチンと死亡との
因果関係評価

(評価記号 )

専門家による評価【令和4年12月16日時点】