よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-3-1          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (316 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00056.html
出典情報 第89回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第21回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(12/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

14:30 ごろ、バイタルチェック中に嘔気出現、泡沫状のピンク色
の血痰が排出された。血痰は鼻腔からも溢れた。
14:34 ごろ、意識レベル低下したため、臥位にされた。呼吸停止、
総頚動脈/鼠径動脈触れず、bystander 心肺蘇生法(CPR)を開始し
た。
14:35-14:36 ごろ、自動体外式除細動器(AED)が装着された。し
かしショックの必要なしで CPR は継続した。エピネフリンを静脈
内投与を試みるも、静脈路確保できず、CPR は継続した。
14:40 ごろ、心拍および自発呼吸は再開したが、あえぎ様呼吸が
認められた。
14:42 ごろ、再び心肺停止になり、CPR を再開した。
ほぼ同時に救急隊が到着し、14:55、病院へ救急搬送された。救
急車内でも心静止は継続し、瞳孔散大対光反射なしであった。
15:15 ごろ、第 3 次救急病院に到着し引き継がれた。
報告医師は事象を重篤(死亡)と分類し、事象と bnt162b2 間の因
果関係は関連ありと評価した。
他要因(ほかの疾患等)の可能性の有無は報告されなかった。
報告医師は発症経過からコロナワクチンによる電撃;的なアナフ
ィラキシー反応の印象があるが、最終的な診断は不詳とコメント
した。
2022/11/11、報告医師は事象と BNT162b2 間の因果関係を評価不
能とした。
報告医師のコメントは以下の通り:
死亡診断書では急性心不全と記載されたと聞いているが、最終的
な診断は不詳である。
2022/11/11 時点において、2022/11/05 に患者は心肺停止を発現
したと報告された。
事象の経過は以下の通りであった:
2022/11/05 15:15、隣接市の新型コロナウイルスワクチン接種会
場から心肺蘇生患者の救急搬送を当院救命救急センターにて受
け入れた。到着時、心肺停止状態で、心電図波形は心静止であっ
た。心肺蘇生を継続し、ルート確保のうえ、アドレナリン 1mg を
投与し、挿管管理を実施した。アドレナリン 1mg を計 8 回投与す
るも反応はなく、同日午後 3 時 58 分死亡確認。死亡時画像診断
を実施し、高度肺うっ血像を認めた。病理解剖は実施せず。
救急隊から推定体重 110kg との情報があった。以前のかかりつけ
医からの情報で、既往として、高血圧症、糖尿病、睡眠時無呼吸
症候群があった。当院救急搬送時の所見としては、高度肥満があ
り、皮膚および粘膜病変は認めなかった。接種会場での状況につ
いて、ワクチン接種前から呼吸苦があったとの情報と急変時に泡
沫状血痰があったとの情報があり、急性心不全を死因とした。
他要因(他の疾患等)の可能性は評価不能であった。

316